ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (小宮一慶の養成講座) (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595828

感想・レビュー・書評

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  • 書店でパラっとめくった時に、セブンイレブンのロゴの話を読んで興味を持ち購入したこの書籍。

    セブンイレブンのロゴは7-ELEVEnと最後の「N」だけ小文字になっている。 長年、このロゴを見ているのに全く気付かなかった。

    何回見ても見えないものは見えない、見える人には見える、ということをよく証明しているわかりやすい例である。

    人は自分に必要なものだけを選んで見ている

    という言葉が出てくるが、私が読み進めている「ローマ人の物語」で登場したカエサルも同じようなことを言っており、心に響くものがあった。

    先入観をなくし、いろいろなことに関心を持つことで、幅広い知識を持ち、そこから多くの情報をつなぎ合わせることができる。

    このブログを始める1年前くらいから、いろいろな分野の本を読むように努めているが、これも自分なりに知識の幅を広げようとした結果である。

    残念ながら、現在の自分ではまだまだ狭い視野でしかものを見ていないことを実感してしまうが、この書籍を読んで、日常生活においても、仕事においても、関心の幅を広げられれば今後の人生も少しは変わってくるであろう。

    少なくとも、視野が広がったことは確かである。

    あとは実践してどれだけ「発見力」を身につけられるかであろう。

  • (推薦者コメント)
    今まで気づかなかったことに気をつけてみることを考える。

  • 発見力はまず関心を持つことから始まります。関心がなければ人は視界に入っていても何も見えません。関心を抱き、基準を知り、仮説を立てて基準と照らし合わせることで普通の人には見えないものが見えてきます。本書ではこの一連の流れの他、関心の抱き方や正しい仮説を立てる方法なども書かれています。

  • 本書のタイトルに惹かれて読んだ一冊。
    当時は著者の意外な発想に感銘を受けていたようだ。

    今、読み返してみると
    冒頭で読者に投げかけている質問は
    「そうだったのかー」とは思わされるが、
    それが発見力の本質なのかと言われると疑問。

    発見力を高めるための指標として、
    ・関心を持つ。
    ・疑問を持つ。
    ・仮説を立てる
    ・検証する
    という一連の流れを紹介しているが、

    そもそも自分が興味があることにしか関心の目はなかなか持てない。
    発見力を高めるという目的を持ったうえでも
    今まで興味のなかったことに関心を持ちなさいと言われたところで、
    じゃあ何に関心持てば良いんですか?と質問したくなる。

    極論すれば、「なぜリンゴは赤いのか?」
    これに対して関心、疑問に思うとしても検証してみようとする人はいるだろうか。
    また検証することに価値があるだろうか。
    発見力ということの論点が少しずれている気がする。

    結局は自分の身近なもの、ことにしか関心は湧かないわけだから
    仕事や趣味に直結していてに活かせることにだけ関心の目を持てばいいのではと思う。

  • 2012/10/04
    移動中

  • 二回目の読了。1時間で読める。気分転換に、モノの見方や考え方を少し変えるのにいい。が、そんなに中身は厚くない。

  • この本は読書の大切さを説いていますが、目的別に速度を調節することの大切さを述べています。読書には楽しむための読書が理想ではありますが、仕事のために避けることのできない読書もかなりあります。

    小宮さんは、読書の目的別に5つの読書法(速読、通読レベル1、通読レベル2、熟読、重読)をこの本で紹介していますが、これらを自由に駆使して社会人生活に活用したいと思います。

    この本では、必ずしも速読をすれば良いという考え方を否定しています、読書の目的は本から自分が必要とする知識を得るためのものが多いので、読書を最大限に活かすためにも、目的に応じた読書をする大切さに気づいたのはこの本を読んだ収穫でした。

    以下はためになったポイントです。

    ・自分より論理レベルの高い人の本を、じっくり読んで「ロジックを理解」することが大切(p37)

    ・キーワードは、マーカーや三色ボールペンでアンダーラインをつけながら(ポストイットでも可)読む、後で的確かつ迅速に拾うことができる(p55)

    ・たくさんの知識や情報を速読で得たいのであれば、その分野の専門書を通読、あるいは熟読して、自分で解釈できるベースをしっかりつくることが大切(p68)

    ・速読で問われるのは、全体をいかに速く読むかではなくて、必要十分な情報をいかに速く手に入れることである(p70)

    ・通読レベル1は、全体をざっと読んで、そこから読書を楽しむ、ある一定の知識を得るというのが目的(p74)

    ・通読レベル2は、楽しむというよりも、勉強に重点を置いた読書である(p75)

    ・論理的思考が身に付けるためには、「仮説を持って読む」ことである(p76)

    ・絶対にノーと言わないサービスを展開しているのが、ノーズストロームである、それを紹介しているのが「ノーズストローム・ウェイ」という本である(p90)

    ・会計の基本として通読するには、「1秒で財務諸表を読む方法」がお薦め(p95)

    ・熟読とは、文章に出てくる「What」を読みながら、「why」が分かるようになるまで読み込み、それを「How」として自分のノウハウとし、ほかのことにも応用できるようにする(p161)

    ・本は何冊読んだかではなくて、そこから何をどれだけ学んだか、自分のものとなったかが重要、いい本を繰り返し読む(重読)べき(p190)

  • ・日々の生活で豊かな発想や発想は生まれるように
    ・新幹線の切符、ローソンの看板などを例に

    1.気にしているとものは見える
    2.思い込みがあると、ものは見えない
    3.人は自分に必要なことだけを選んで見ている
    4.本当に必要なことを見ていないことも多い

    ・なんでも関心をもち、疑問をもつこと
    ・仮説を立ててみる

    ・グリーン車、小金井CCの会員権相場、サラダバーのプチトマト、で景気や社会が見える

    良い会社
    ・工場は床がきれいか
    ・観葉植物の手入れ
    ・お客様志向

    ・他の人より余計に勉強する
    ・新聞を読む
    ・毎日同じ数字をみることで、点が線となり面、立体となり全体が見えてくる

    ・ふつうをいっぱい見る、平凡なものと比較することでその良さがわかる
    ・興味のないTVや新聞も見てみる

    ・発見は自分の成長

  • 思い込みを持たないように、物事はみましょうね。

  • おもしろい

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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