ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887596450
感想・レビュー・書評
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ファンクショナルアプローチ
=機能に着目する
そして、機能は、「何のため」「誰のため」にある。
「何のため」「誰のため」を考えること。
本質的な視点で掘り下げれば、
抜本的でドラスティックな改善案がでます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題解決に向けた方法論を掲示した本。
なかなか楽しめた。まとめは後日。 -
○その慣習は、たまたまの非最適をなぞっているのでは?
○なぜ?ではなく、何のため?→言い訳ではなく理由を聞く工夫
○問題解決のアプローチ
・原因 仮説検証 → トライアンドエラー
・経験 類型置換 → 前例はそのまま役に立つ訳ではない
・相関 情報解析
・結果 品質管理 → 問題が起きてからの改善
・機能 機能分析 -
表面的ではない問題解決を考えるきっかけになる本です。
こんな人に特にオススメ
・本質にせまる問題解決の方法論を知りたい人
・ファンクショナル・アプローチの概要を知りたい人
以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。
内容
・問題解決とは
・ファンクショナル・アプローチとは
・ファンクショナル・アプローチの進め方
私的「メモっ得」ポイント
・問題解決の5つのフェーズ=ISSUE
① Identification = 問題の認識
② Specification = 改善点の特定
③ Selection = 解決手段の選択
④ Utilization = 解決手段の適用
⑤ Evaluation = 改善効果の評価
・無駄な努力を見つける2つの質問
① それは何のため?
② それは誰のため?
・ファンクションの表し方=「名詞」+「他動詞」
例:熱を伝える、汚れをとる
・本質=クリティカルファンクション
・アウトプットの評価方法の例
エクセレント 120点以上 = 相手の期待を大きく超える
ベリーグッド 100~120点= 相手が期待している水準
グッド 80~100点 = 要求レベル以上期待レベル未満
フェア 60~80点 = 許容レベル以上要求レベル未満
プア 60点未満 = 許容レベル未満
感想
本質的なモノの見方をしたくなります。
あらゆるモノやコトを、機能で考えてみると、
今まで見えてこなかったものが見えてくる気がします。
これ一冊で、ファンクショナルアプローチが身に着くものではありませんが、
ファンクショナルアプローチの考え方を知ることで、
ビジネス上で使えるのはもちろん、自分の哲学形成にも応用できると感じました。 -
ファンクショナルアプローチ
名詞 動詞
何のために、誰のために
So what,How
In out -
読んだが何も頭に残っていない。
その理由は、本書の中で重要と思われる言葉(キーワード)にやたらと英語を使うからであろう(ファンクションとか)。
こうなると、キーワードの概念をしっかりとつかみ取ることができにくく、理解がおぼろげなまま読み進まなくてはならないからたちが悪い。
パッと見は、図表が多用され、文章自体もわかりにくくはないが、わかりきったことも図示して説明されるなど、逆に回りくどい印象を受ける(頭のなかで分かりきっていると思っていても、書き出してみるとそうでもなかったということがあることは分かるが、少なくとも本書で例題として出てきた、会議の運営に関しては、そこまで書かなくてもわかるよねという意味で蛇足感が強く、これを鵜呑みにすると目的と手段を取り違えることになりそうだ)。 -
情熱大陸を観て購入したが、イマイチ。
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情熱大陸で取り上げられてたのをきっかけに、本書を購入しました。
基本的な考え方は、「なぜ?」よりも「何のために?」。
僕自身、いつもそう考えて行動するよう心掛けていますが、それをもっと実践的・論理的に改めて整理できた、そんな一冊です。
例えば、下記の微妙なニュアンスの違いが大きな差を生みますよね?
①なぜ、会議の開始を1時間遅らせるのか?
→「原因」を追求して過去を思い出す
(前の会議がずれたから、メンバーが揃わないから、などの”言い訳”)
②何のために、会議の開始を1時間遅らせるのか?
→「目的」を追求して未来に目を向ける
(前の会議を中断させないために、全員が参加できるために、などの”目的”)
この考え方を基に、ファンクショナル・アプローチに沿って問題解決を実践するための体系が易しく纏められてます。
ステップ1.準備:問題の理解・分解
ステップ2.分解:ファンクションの定義・整理、チャート作成
ステップ3.創造:アイデアの発想・整理
ステップ4.洗練:アイデアの練り・組合せ、価値確認、効果の評価
あたりまえのことやんって思う人もいっぱいいるかと思いますが、そうじゃないから世の中いっぱい無駄があるのです。
”今までこうだったから。。。”という、過去にしがみついた言い訳はもうやめましょう。
内容はとってもシンプルでわかりやすく、1〜2時間で読める程度のボリュームなので、一度手に取ってみてわ?何かヒントが得られるかも。お勧めの一冊です。 -
買うに至らず。図書館で予約してみた。
借りられた。少し読んだ。