マジマネ5 部下の「やる気」を育てる!

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.15
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本棚登録 : 105
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596573

感想・レビュー・書評

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  • OARS
    Open Question=開かれた質問→「はい」「いいえ」で答えられない質問
    Affirming=肯定する→「ありがとう」「いいね」「上手になったね」
    Reflecting Listening=オウム返しをする→単純なオウム返し、拡大的な、肯定的な
    Summarizing=要約する

  • 部下のモチベーションを保つことが重要。
    印象に残ったのは2つ。
    ① PAC
    P ・・・ Parent
    A ・・・ Adult
    C ・・・ Child
    人はこの3つの要素を持っている。相手とコミュニケーションをとるときは、このどれかを意識しており、相手にも同じ要素での返答を期待している。
    別の要素で返答したい場合には、一度同じ要素で返答をし、続いて別の要素での返答を返すようにするとよい。

    ② 「やる気を引き出す」人事評価
    上司が部下をどう評価しているかを伝える。
    ⇒ 部下が、自分自身についてどう自己評価しているかを聞く。
     ⇒ 評価のギャップを明らかにし、どこでそのギャップが発生しているか明らかにする。
      ⇒ 次に向けて高い評価を得るために何をしていくのか目標の決意をさせる。
       ⇒ 「目標実現に向けて上司に臨むことを」を要望として出してもらい、全面的に応援することを約束する。

  • 「部下」に限らず、チームで仕事をしている人が
    当てはまる内容が書かれています。
    特にモチベーションについての記載は
    心理学的観点も含まれており、
    大変参考になりました。

  • ”楽しんで仕事をする”ことは大切です。

    しかしながら、日々、忙しい中、
    また、いろんなプレッシャーがある中で
    仕事を楽しむことは難しいものです。


    本日ご紹介する本は、

    「やる気を育てる」ための心がまえやコミュニケーションなどの
    具体的なノウハウをまとめた1冊。


    ポイントは
    「PUSHとPULL」

    モチベーションには、
    PUSH型とPULL型があります。

    PUSH型とは、やらなければいけない気持ちにさせること。
    「アメ」「ムチ」「監視」などの権力によるコントロールです。

    PULL型とは、やりたい気持ちにさせること。
    自ら、誇りを持って、やりたいと思えるようにすることです。

    自分ではやりたくないのに、人から言われてしかたなくやる仕事と
    自らやろうと思って取り組む仕事では、生産性がまるで違います。

    いかにPULL型にもっていくかがポイントです。



    「期待」

    期待されると、期待に応えたいと思うのが人間です。

    単に仕事として取り組むのと
    周りの人に期待されて取り組むのでは
    モチベーションがちがってきます。

    周りの人に期待することを
    日頃から伝えるようにしてみましょう。



    「役立ち」

    期待に応えるということは、
    会社やチームにとって役だつと言うこと。

    しかし、やった本人は、
    どのように役だったのか
    理解していないこともあります。

    日頃から、あの人は”どう役だっているか”
    を伝えるようにしてみましょう。



    「貢献」

    周りの人に期待する前に、
    自分が周りの人に対して貢献することが重要。

    周りの人が困っていたら助けてあげたり、
    アドバイスをしてあげること。

    それが、自分の成長につながります。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「やりたい気持ちにさせる」のと「やらなければいけない気持ちにさせる」のは別物
    「自分は進んでそうしている」という意識が生産性を高める
    ピグマリオン効果=期待をかければ、相手は期待に応えようとして努力し、成績が向上する
    正論を押しつけるのではなく、冷静に考える場を提供し、考えを整理する過程をサポートする
    ほめるところがみつからないときは、感謝を伝えましょう
    コミュニケーションのベースは、相手がこちらに送ってくれたストロークと同じストロークを返すこと
    PUSH型モチベーションは刺激を与えないと動かない人間を作ってしまう
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 モチベーションの原則を知る!―楽しさ創造力・概論
    2 「自分で決めて動きたい」部下に自律感を与える!―PULL型モチベーション3原則・その1
    3 仕事のプランづくりをサポートする!―自律感を育てる3つのサポート・1
    4 仕事の価値に気づかせる!―自律感を育てる3つのサポート・2
    5 部下を承認する!―自律感を育てる3つのサポート・3
    6 「やればできる」部下の有能感を育てる!―PULL型モチベーション3原則・その2
    7 「愛し愛されたい」部下との信頼関係をつくる!―PULL型モチベーション3原則・その3
    8 反発する部下のやる気を引き出す!―チェンジングトーク
    9 アメとムチも上手に使いこなす!―PUSH型モチベーション
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/494dc7d9f4c92323.png
     

  • 著者は、中小企業に特化した経営コンサルティングを行うためにベンチャーマネジメントを設立。組織のモチベーション診断、モチベーション研修から戦略の立案まで、研修・指導を行なった中小企業は300社を超える。

    「仕組み化」「効率化」という言葉を目にしない日はない。
    マニュアル時代になればなるほど、リーダーのモチベーション力の重要性が増している。

    本書は、チームを引っ張っていくリーダーに必要なモチベーション力とはどのようなものか、モチベーション力をアップしていくために、具体的に何を行なっていけばいいのかを以下の9つのミッションにわたり紹介している。
    ①モチベーションの原則を知る
    ②部下に自律感を与える
    ③仕事のプランづくりをサポートする
    ④仕事の価値に気づかせる
    ⑤部下を承認する
    ⑥部下の有能感を育てる
    ⑦部下との信頼関係をつくる
    ⑧反発する部下のやる気を引き出す
    ⑨アメとムチも上手に使いこなす

    一方的なティーチング及び短期的なPUSHによるモチベーション向上を図る手法の時代は遠い昔のものとなった。

    相手の中に答えがあるそれを引き出すことが主な手法の「コーチング」及び双方向性のコミュニケーションによりモチベーションを向上させることを主題としている本書。

    その全てがわかりやすく書かれており難しい言葉は一切ない。しかし読み終わると体系的に身についているという優れもの。

    部下上司ともに一読する価値はある。

  • これはけっこう前に買った本です。自分の担当のチーム内の人たちに仕事をもっとやりやすくやってもらうにはどうしたらいいのかと考えていて、ふと見かけて購入しました。

    いろんな考え方が載っているので、応用していくことで成果を出せたと思います。以下にやりがいを持ってやってもらうか、その伝え方が少しわかったような気がします。

  • 「やる気」という感情のコントロールの仕方・作り方などが書かれている。

    すべての内容を即実践に生かすのは難しいと思うが、まずはコミュニケーション術の一部として取り入れればいいと思う。

    初めて部下を持つような人は読んでみるといいと思う。

  • (S)
    仕事を進める上でのモチベーションに着目して、いかに部下のモチベーションを上げるかについてリーダー視点で解説した本。

    行動心理学に基づく動機づけの原点からたどり、普段のコミュニケーションや
    指示の出し方までを説明しており、すぐにでも自分の行動につなげることができる。

    本の流れも大きなところから徐々に詳細に入っていく上手な構成になっており読みやすい。

  • マジビジシリーズは、フレッシュマンが読むべき本。わかりやすく図解つきで書いてあります。
    しかし、上級者が読むと学ぶところが少なく印象に残らないと思われます。

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著者プロフィール

●小林 英二(こばやし・えいじ)
ベンチャーマネジメント代表。株式会社コラボ・ジャパン監査役。経済産業省推奨資格 ITコーディネータを取得。1987年西南学院大学卒業後、経営コンサルティング会社に入社。1994年中小企業に特化した経営コンサルティングを行うためにベンチャーマネジメントを設立し、現在に至る。研修・指導を行ってきた中小企業は300社を超える。著書に『[改訂版]モチベーションが上がるワクワク仕事術』『ワクワク仕事チームを生み出す上司力』『人の心を動かすリーダーの超チューニング力』(共にC&R研究所)がある。

「2020年 『目にやさしい大活字  [改訂版]仕事がつまらない君へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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