続・働く理由

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596757

感想・レビュー・書評

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  • 働く理由について改めて考えてみると、「生活費を稼ぐため」「生きていく価値を見いだすため」等といった理由しか思い浮かばないのですが、普段からそれについて真剣に考えたことがないせいかもしれません。

    この本では働くことについて、「やりがい」という視点から、生きることの一部として考えるスタンスから多くの人の至言を取り入れて書かれています。「何々をしたい」という自分の思いを見極めることの重要性がわかりました、いずれ自分の娘たちにも伝えていきたいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間は他者と「つながりたい」という欲望を持った存在である、人間は自分で自分の存在を証明することはできず、他社との交流を通じて得られる他社からの承認によってのみ証明できる(p6)

    ・「何々になろう」と考えると、みんながあこがれる職業をめざすことが多く、最終的に挫折することが多い一方、「何々をしたい」と考える場合は、「何々ができる」道を手探りで進んでいくことができる(p30)

    ・自分の興味を「名詞」でなく「動詞」で考えてみることがポイント(p31)

    ・「できること」と「やりたいこと」を重ね合わせるには2つの方法あり、1)丁稚奉公、ボランティアでも、まず「やりたいこと」の中に入って、地道に「できること」を増やす、2)「やりたいこと」は横において、「できること」の中に入り、仕事力を身につける(p37)

    ・関節の努力=準備の努力とは、第1ステップ:自分の脳力を客観的に観察して方向性を定める、先輩に自分の適性を確認することも重要、第二ステップ:その仕事を遂行するために必要な脳力を細かく分けて、それぞれの脳力を伸ばすのに最適な方法を考える(p43)

    ・型破りな生き方をしたければ、まずは、しっかりと型を身につけること、さらに精進を続けたときに自ずと型が破れるときがくる、型を見に付けない場合は「形無し」である(p50)

    ・芸術家は、表現することによって、自分が何を表現したかったかを知る(p69)

    ・成功とは、一般的は世間の評価であり量的に測定可能である一方で、幸福とは個人的な自己認識であり、質的にとらえられるもの(p81)

    ・働くことそのものの中に喜びや生きがいや自分の人生の目的をこめられるとき、それは仕事である(p96)

    ・ある行動を選択(決断)して結果がうまくいかなかったとき、人は直後に後悔するが、この度合いは現実的で激しいがその感情は時間の経過とともに小さくなる、一方で行動をしなかった場合の後悔は仮想的であり、あとになって堆積していく(p115)

    ・挫折を体験した人だけが、「自分には能力が足りない」と言う資格がある、考え方としては、「自分には能力が足りない、だからこそ始める」が正しい(p123、124)

    ・「ドンマイ」よりも「ナイストライ=結果的には失敗したが、挑戦したことは素晴らしい、挑戦して失敗の原因を考える機会が与えられた」という言い方をしてみたい(p130)

    ・もし今日の自分が明日の自分と同じであるならば、今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない、人間には日々新しく創造的に昨日の自分を乗り越える特質がある(p150)

    ・良い自分探しのポイントは、1)現実の自分から出発、2)自分を閉じることなく、自分を社会の中に開く、3)自分に適した方向性を定めて努力、である(p155)

    ・自分のキャリアを、1)仕事、2)学習(公式およ非公式の学習)、3)余暇、4)愛(家庭と子育て)、という4つの役割から考えてみる(p170)

    ・1時間働いて得られる「お金」と、1時間の散歩で得られる「満足度」を比較して、仕事中に散歩するかどうかを決める(p190)

  • 何で働くんだろう?と迷った時に読む本ではない。
    時々パラパラとめっくて、名言や格言に触れる。その言葉に納得したり、その言葉を借りて自分の思うところを整理したり、何かを考えるきっかけになれば、それでいい。
    参考文献は全て記載されているので、新たに読みたい本もみつかるかもしれない。

  • 自分=普遍性(自分は自分を所有していない、意思を超えたところにある)+独自性(時間と空間、それらに導かれた関係性による結節点)という考え方が印象的だった。自分の物語を作り、そこで独自性を発揮しることが、生きる意味であり、自己実現なのだと感じた。つまり、型に入り型を破ることである。
    働く理由、というより、生きる意味を考える本であり、結局そこに働く理由があるのではないかということである。

  • 名言がたくさん。いろいろあるけど、がんばろう!となる。
    吉川英治さんのことばが好き。

  • 僕はあまり自己啓発の本とか読まないけど、友人に勧められて読んでみた。

    すごくよかった。

    まず、名言が99個も載っていること。
    その伝えるメッセージを明確に伝える説明文があること。

    僕は言葉の力が好きだ。簡潔な言葉で人生変わることだってある。自分も人に言葉で影響を与えたい。なので、言葉の使い方ってのが、参考になりました。


    2つ目が、自分に刺さることばっかり書いてあったこと。うすうす気づいていたけど、やっぱり自分はダメ人間だとめっちゃ気付かされた。

    さっ、これからもがんばりますかー!

  • 名言集のつもりで、さまざまな人々への参照情報としても使えると思い購入した。本文もうなずける記述が多く、いい内容だった。

    ・映画監督の押井守は、それだけが自分の才能であるという映画を見続け、感想をノートに書くことを続けた。それによって感じる力を高め、映画の見方の深さと広さが違ってくる。そして、書いた文章を見直すうちに新たな気づきを得ることができ、情報を組み合わせて創造する力を高めることができる。

    ・人間は自分の心に映っているものについて、表現することによって認識する(山崎正和)

  • 一言メモ:
    前巻ほどではないが、考えさせられるキーワードがちりばめられている。

  • ■言葉
    1.興味がない、という言葉を軽々しく使ってはいけない。それは、単に知らないから興味がないだけの事の方が多いからだ。
    2.即ち、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもないということである。既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。
    3.天才!そんなものはない。ただ勉強と方法、そして不断に計画する事だ。
    4.人並みやって人以下、人以上やって人並み、人の倍やってようやく。
    5.質を保証するのは、量でありその量を保証するものは、感じる力なのだ。
    6.型が出来ていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。
    7.君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて、無駄にする暇なんかない。

  • 納得させられる名言がいっぱい
    とにかく挑戦することが大事!たとえ失敗したとしても何もせずに後悔するより精一杯やってから悔しいって思いたいから、頑張らないかんなーと思わされた。

  • 働くことは、即ち生きることだってことかな。
    よく遊び、よく学び、よく働く
    別に働くということが、自分の最大幸福のことじゃなくてもいいから
    とりあえず、働いてみろってことかもしれない。

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著者プロフィール

ライター&キャリアカウンセラー。1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業。著書に『50歳からの海外ボランティア』(双葉社)、『妻が夫に書かせる遺言状』(主婦の友社)、『海外リタイア生活術』(平凡社新書)、『元気なNPOの育て方』『狙われる日本人』(NHK生活人新書)、『職在亜細亜 職はアジアにあり!』(実業之日本社)などがある。

「2007年 『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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