続・働く理由

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 623
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596757

感想・レビュー・書評

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  • この本に掲載されている名言は前作同様心に残るものばかりだけど、著者の文章は前作に比べるとイマイチのような気がする。「なんかピントハズレの考えが断定的に書かれているな〜。」というのが素直な感想。

  • 「何のために働くのか?」こう聞かれたとき、「食べるために働く」あるいは「欲しいのもを買うために働く」と何の迷いもなく言えた時代があった。
    しかし今の日本において、これらの答えは十分な説得力を持たない。というのも私たちはよほどのことがない限り、食事や服や住まいに困るほど貧窮することはないし、欲しいのもだって、自分の生活レベルに合ったものを手に入れながら、たまに少し背伸びをして贅沢するくらいのことは出来るからだ。
    そこで私たちは再び問われる。「じゃあ、私たちは何のために働くのか?」と。

    本書の中で紹介されている至言をいくつか紹介させていただきます。

    「何々になろう」そする者は多いが、「何々をしよう」とする者は少ない。
    長岡 半太郎

    生活はすべて次の2つから成り立っている。したいけど、できない。できるけど、したくない。
    ゲーテ

    「人並みやって人以下、人以上やって人並み、人の倍やってようやく」というようなことをずっと言われてきた
    高橋 尚子

    型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか?難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ。
    立川 談志

    人生はひとつのチャンス、人生からなにかをつかみなさい。人生はひとつの美、人生を大事にしなさい。
    人生はひとつの喜び、人生をうんと味わいなさい。人生はひとつの挑戦、人生を受けてたちなさい。
    人生はひとつの責任、人生をまっとうしなさい。人生はひとつのゲーム、人生を楽しみなさい。
    人生は富、簡単に失わないように。人生は神秘、そのことを知りなさい。
    人生は悲しみ、それを乗り越えなさい。人生は冒険、大胆に挑みなさい。
    人生は幸運、その幸運をほんものにしなさい。人生はかけがえのないもの、こわしてしまわないように。
    人生は人生、立ち向かいなさい。
    マザー・テレサ

    君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて、無駄にする暇なんかない。
    その他大勢の意見の雑音に、自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことだ。
    自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことは何なのかを、
    もうとっくの昔に知っているんだ。だからそれ以外のことはすべて二の次でいい。
    スティーブ・ジョブズ

    本書にはこのような、仕事や人生に役立つ至言が99節紹介されています。
    ふとした時に手にとってみると、その時の自分にあった名言に出逢えるかもしれません。

  • 働く理由について改めて考えてみると、「生活費を稼ぐため」「生きていく価値を見いだすため」等といった理由しか思い浮かばないのですが、普段からそれについて真剣に考えたことがないせいかもしれません。

    この本では働くことについて、「やりがい」という視点から、生きることの一部として考えるスタンスから多くの人の至言を取り入れて書かれています。「何々をしたい」という自分の思いを見極めることの重要性がわかりました、いずれ自分の娘たちにも伝えていきたいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間は他者と「つながりたい」という欲望を持った存在である、人間は自分で自分の存在を証明することはできず、他社との交流を通じて得られる他社からの承認によってのみ証明できる(p6)

    ・「何々になろう」と考えると、みんながあこがれる職業をめざすことが多く、最終的に挫折することが多い一方、「何々をしたい」と考える場合は、「何々ができる」道を手探りで進んでいくことができる(p30)

    ・自分の興味を「名詞」でなく「動詞」で考えてみることがポイント(p31)

    ・「できること」と「やりたいこと」を重ね合わせるには2つの方法あり、1)丁稚奉公、ボランティアでも、まず「やりたいこと」の中に入って、地道に「できること」を増やす、2)「やりたいこと」は横において、「できること」の中に入り、仕事力を身につける(p37)

    ・関節の努力=準備の努力とは、第1ステップ:自分の脳力を客観的に観察して方向性を定める、先輩に自分の適性を確認することも重要、第二ステップ:その仕事を遂行するために必要な脳力を細かく分けて、それぞれの脳力を伸ばすのに最適な方法を考える(p43)

    ・型破りな生き方をしたければ、まずは、しっかりと型を身につけること、さらに精進を続けたときに自ずと型が破れるときがくる、型を見に付けない場合は「形無し」である(p50)

    ・芸術家は、表現することによって、自分が何を表現したかったかを知る(p69)

    ・成功とは、一般的は世間の評価であり量的に測定可能である一方で、幸福とは個人的な自己認識であり、質的にとらえられるもの(p81)

    ・働くことそのものの中に喜びや生きがいや自分の人生の目的をこめられるとき、それは仕事である(p96)

    ・ある行動を選択(決断)して結果がうまくいかなかったとき、人は直後に後悔するが、この度合いは現実的で激しいがその感情は時間の経過とともに小さくなる、一方で行動をしなかった場合の後悔は仮想的であり、あとになって堆積していく(p115)

    ・挫折を体験した人だけが、「自分には能力が足りない」と言う資格がある、考え方としては、「自分には能力が足りない、だからこそ始める」が正しい(p123、124)

    ・「ドンマイ」よりも「ナイストライ=結果的には失敗したが、挑戦したことは素晴らしい、挑戦して失敗の原因を考える機会が与えられた」という言い方をしてみたい(p130)

    ・もし今日の自分が明日の自分と同じであるならば、今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない、人間には日々新しく創造的に昨日の自分を乗り越える特質がある(p150)

    ・良い自分探しのポイントは、1)現実の自分から出発、2)自分を閉じることなく、自分を社会の中に開く、3)自分に適した方向性を定めて努力、である(p155)

    ・自分のキャリアを、1)仕事、2)学習(公式およ非公式の学習)、3)余暇、4)愛(家庭と子育て)、という4つの役割から考えてみる(p170)

    ・1時間働いて得られる「お金」と、1時間の散歩で得られる「満足度」を比較して、仕事中に散歩するかどうかを決める(p190)

  • 前作の方がよかったかなぁ

著者プロフィール

ライター&キャリアカウンセラー。1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業。著書に『50歳からの海外ボランティア』(双葉社)、『妻が夫に書かせる遺言状』(主婦の友社)、『海外リタイア生活術』(平凡社新書)、『元気なNPOの育て方』『狙われる日本人』(NHK生活人新書)、『職在亜細亜 職はアジアにあり!』(実業之日本社)などがある。

「2007年 『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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