非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596795

感想・レビュー・書評

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  • 文章には、事実・感想からなる「日記文」と、問題・結論・理由からなる「クイズ文」とがある。レポートや論文、企画書、提案書のような苦労する文章はだいたいクイズ文に当てはまる。

    本書では特に、クイズ文を書けるようにすることを目標にしている。

    クイズ文では、メッセージを適切に伝えることができる。ただし、問題を正しく設定できなければならないため、一定の技術を要する。

    日記文ー主観(感想)を含み、言いたいことを複数盛り込んである。
    クイズ文ー主観を排し、1つの考えを確実に伝えようとする。

    「問題・結論・理由」を備えた自己紹介をしてみる。無機質で記憶に残らない自己紹介が、問題を与えることによって変わる。「私の**なものは○○です。なぜなら〜だからです。」それぞれの人のものの見方がよくわかり、共感や相違を生む。結果、記憶に残る。

  • 書くときだけでなくて,話すときの参考にもしたい。

  • 思索
    自己啓発

  • 日本語の文章を「日記文」「クイズ文」の二つに分類し、論理的な文章を書くにはクイズ文の形式で書けばよい、というアプローチ。

    クイズ文というのは問題→結論→理由というシンプルな流れでしっかりと論理展開をしていく文。

  • 自分の書いたものを「何が書いてあるかわからない」といわれたことのある人、また「何を言っているかわからない。ちゃんとまとめて話せ」などと言われたことのある人にはおすすめ。気にかけて実践しなければいけないことは「クイズ文」を書くというただひとつのことだけだし、本の分量も多くない。過不足なく例題もある。
    受験生のときに読んだ『新釈現代文』という参考書を思い出した。その本は、本を(問題文を)読むにあたって「たったひとつのこと」が重要だと繰り返し述べている、厚くはないけれどとても内容の濃い本だった。
    この本は、文章を書くにあたっての「たったひとつのこと」を繰り返し、ていねいに述べた、やはり厚くはないけれどとても内容の濃い本だと思った。

  • 作文や小論文を書くときに役立つ本です。
    もともと作文が得意な人にとってはもしかしたら基礎的すぎるかもしれません。でも、作文が大の苦手で、書いても書いても話がまとまらない私には、ぴったりでした。
    書いてあることは簡単なことですが、これを読んで、私の文章はみちがえるように上手くなったと思います。ちょっと感動しました…。

    著者はこの本で「クイズ文」という書き方を提案しています。クイズ文は、問題→結論→理由の順で文章を構成したもので、自分の考えを読者に正確に伝え、理解してもらうための書き方です。この場合の自分の考えとは、主観的な感想ではなく、客観的な証拠に基づくもの、問題に対する提案のようなものです。

    この本は、著者といっしょにクイズ文を作っていく、という構成になっていて、練習問題もたくさん入っています。
    実際にやってみたところ、自分の言いたいことがちゃんと伝わる、それなりに説得力のある小論文が書けるようになったので、私は満足です。

    また、クイズ文の書き方のほかに、ディベートの概要や資料の集め方にも触れています。
    著者もそう書いていますが、ちゃんとやろうと思ったらこの本では不足でしょう。でも、要点や基本だけが書かれているので逆にわかりやすいです。この本を読んだ後でより専門的な「ディベートのやり方」「資料の集め方」の本を読むと、理解しやすいと思います。(著者のオススメも示されています)

  • 整合性 首尾一貫 論理明快な伝達効率のよい小論文のための書

  • 人を惹きつける論理的な文章。

    どうしたら書けるのか、
    その答えは単純だけど訓練が必要。

    例文が多く出ていてわかりやすく、
    やることも指定されているので、
    すごく進めやすい。

  • この文章はなぜ論理が破綻しているのか。
    解説を交えて教えてくれる本である。

  • 説明がクドいなぁ…と思いながら読み進めたけど,
    結果,良書であった。

    以前,『話は5行でまとめなさい』を読んで,
    良書だと高く評価していたけど, 本書の方がお勧めですね
    ――両者に共通する部分は多々ある。

    文章には、「事実・感想」からなる形式と,
    「問題・結論・理由」からなる形式とがあり,
    それを,著者は,前者を「日記文」,
    後者を「クイズ文」と名付けている。

    本書は「クイズ文」について記述されている。

    端的に,そのクイズ文の文章構成を言ってしまえば,
    「問題→結論→理由」です
    ――本書を要約しても,「問題→結論→理由」になる。

    まぁ,よく言われていることなので,
    最初,私もゲンナリしてしまったけど,読み進めていくうちに,
    その基本の大切さに気付かされるのであった。

    本書でも言及されているけど,
    説得力をより持たせるために,
    「反論」と「その反論に対する再反論」も入れるとなお良い。

    以上をまとめる(+α)と,
    説得力のある文章構成は,
    「問題→結論→理由→理由を支える証拠
    →反論→再反論→まとめ(問題・結論の確認)」となる。

    だから,最もシンプルで,
    かつ説得力のある文章を書くのであれば,7行になるのかなぁ。

    問題の前に,導入(その問題の背景)を掴みとして入れても良い。
    そうすると,8行になる。

    私が文章読本の本を書くとしたら,
    「話は5行でまとめなさい」ではなく,
    「話は8行でまとめなさい」になるかな。

    でも,コアになるのは,やはり「問題→結論→理由」である。

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著者プロフィール

飯間浩明(いいま ひろあき)
1967年、香川県出身の日本語学者、辞書編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。代表作に『辞書を編む』があり、その他著作も国語辞典や日本語にまつわるものが多い。

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