不透明な時代を見抜く「統計思考力」

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596993

感想・レビュー・書評

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  • 図表が豊富で、学部教養レベルの統計入門書としては良いのではないかと。トピックが、政治、経済中心なので、心理系のトピックでこういう本があれば欲しい。

  • ・まずは生データを見て,そこから自分なりの考えを見つけるべし.
    ・平均値と中央値は違う(感覚的によく間違う)
    ・株価のような「べき分布」には平均や分散は存在しない.
     →大損する確率も低く見積もってしまう.

  • 第1章は記述統計の見方。若者の読者離れや小泉政権と格差について掘り下げた分析を展開している点は興味深かった。
    第2章はべき分布やワイブル分布が登場する。紹介にとどまっており、物足りない印象があったが、入口としては役に立った。
    第3章は人口予測が興味深かった。

    べき分布(パレート分布):極端な差が出やすい性質を持つ分布
    パレート指数:極端なことの起こりにくさを表す量
    ワイブル分布:正規分布がゆがんだ形
    日本の従属人口指数が低かったのは1970〜2000年。

  • 数字の見方としての知識を得た。複数のデータを検証すること。少ないデータや見方では間違った読み方をする可能性もある。わかりやすい数学の説明でも私には厳しいので今後もリファレンスとして読んでみたい。

  • “2009/7/20 それほどでもなかった

    不透明な時代を見抜く「統計思考力」
    < http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51197130.html >

  • 【読了】わかりやすい。先入観なしに、シンプルで確実な方法で数値を読むと、世界はどう見えるか。この姿勢を学べば、高度なテクニックナシでも十分に自分の目で見抜くことができる。

  • 内容はかなり簡易ですぐに読める。が、大学で統計学をかなり勉強した自分にとっても、読んでおいて損はない一冊だった。
    「データを直接見ることの大切さ」「一つの事象に対して色々な角度から客観的にアプローチすることの大切さ」など、データを取り扱う上での当たり前の心構えを再確認させられる内容。
    社会人になって初めてデータを扱うような人にとっては必読の内容かも。

  • パラ読みも、もう少し腰をすえて勉強したい

  • 20110211 大いに参考になった。

  •  個人的な研究のスタンスとして、「着想はソフトに、検証はハードに」と意識している。何を研究対象とするか、どのような側面から切るか、という着想部分は、主観的な印象をもとに、非常に柔軟であるべきだが、着想の検証は決して印象論に終始せず、客観的な論拠、他に類似する事例が見出せるなどの論拠が必要であると考えているかだ。できればある程度、データ化した論拠があればベストなわけで、そのための知識を得たくて読んだ。具体例が豊富で、数式が最小限しか出ていないのが良い。

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。博士(理学)。東北学院大学工学部教授。日立製作所中央研究所などを経て現職。著書に『「超」入門 微分積分』『直感を裏切る数学』『ウソを見破る統計学』『現代暗号入門』(以上講談社ブルーバックス)、『Pythonと実例で学ぶ微分方程式』(コロナ社)などがある。

「2023年 『Pythonでしっかり学ぶ線形代数 行列の基礎から特異値分解まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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