賢者の書(新装版) (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887597334

作品紹介・あらすじ

人間は何度だって生まれ変わることができる。そしてその可能性はすべての人にある。少年サイードが9人の賢者から学んだことは、はたしてなんだったのか…?あなたの心を成長させる、ファンタジー自己啓発書。

感想・レビュー・書評

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  • 50歳を過ぎたくたびれた中年男性のアレックスが、世界中を旅して8人の賢者に出会ってきた少年、サイードに出会い9人目の賢者を探していると言われ、サイードの話に耳を傾け、サイードが完成させようとしている賢者の書を見せてもろうところから始まります。
    そして、サイードは最後の賢者に認められた時に旅が終わり、新しい人生が始まるのだと言います。
    9人目の賢者が来るはずの場所にはアレックスしかいませんが…。

    第一の賢者の教え 行動
    大切なのは必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こすこと。そして行動の結果、返ってきたものをよく見て、どうやってこれを使うのかを考えることだ。

    第二の賢者の教え 可能性
    宇宙にある大いなる力は、すべての創造物の中で、唯一人間だけ自らと同じ大いなる力、『心』を授けた。
    このことを自覚し、自分には世の中に新しいものを生み出す無限の可能性があると気づき行動を起こすとき、自らの心だけでなく、宇宙を創出した大いなる力が手助けをしてくれる。出会いや発見などを含めた、必要不可欠なパズルのピースをくれるという方法によって。

    第三の賢者の教え 自尊心と他尊心
    自尊心と他尊心、この両者は同じ高さである限り、どこまで高めても害はない。それどころか、むしろ成功はどんどん近いものになる。

    第四の賢者の教え 目標
    大切なのはそのときに何をやっているかではない。最終的にどのような職業に就いていようとも、その目標とする人間像が成功するに足る素晴らしい人間像で、そこに向かって日々努力する限り、成功は約束されている。

    第五の賢者の教え 今
    人生というのは、一冊の伝記を完成させるようなものだ。そして人生を成功に導くために今日一日の中でできることはただひとつ。
    今、何を持っているいないに関係なく、今日一日、成功者としてふさわしい過ごし方をするだけだ。

    第六の賢者の教え 投資
    世の中の成功者と呼ばれる人のほとんどが、皆、投資をしたからこそ成功を手にすることができた。
    ただし、彼らが投資をしたのは金でなく、時間という財産だ。

    第七の賢者の教え 幸福
    人間は何を探して生きるかという点において、自分を幸せにすることを探す人々と、他人を幸福にすることを探す人々に大別される。
    世の中の大部分は自分の幸せを探す人々だが、世の中の成功者はすべて他人の幸福を探す人々である。

    第八の賢者の教え 言葉
    人生は言葉によってつくられている。
    その人に起こることのすべての出来事は、言葉に起因する当然の結果である。今日一日、思ったり使ったりする言葉は、成功が約束された者がきっと使うだろうと思えるような言葉でなければならない。

    最後の賢者の教え① 感謝
    成功した人は幸せな人生である。
    そのためには今日一日を感謝で埋めることだ。
    賢者と言われる者は誰よりも多くの『ありがとう』を口にする人。

    最後の賢者の教え② 与える
    人生において欲しいものを手に入れるためには、手に入れたいと思うものを与える側にならなければならない。
    感動させる側になって初めて、真の感動を味わうことができる。
    その境地に立つことは、自分の欲しいものを心から人に与えようとしたことがある者のみに与えられる特権だ。

    最後の賢者の教え③ 誕生
    自分が今日を新しい自分の誕生日とするたびに、それまでの自分とは違う新しい人生を始めることができる。
    誰だって、今日という日を、すべての成功を手に入れることができる最高の賢者としての第一日目にすることができるのだ。

  • 「まあ聞きなさい。 人間は遅かれ早かれ旅に出なければならないんじゃよ。自らの生き方を決める旅にな。お前は自分の人生をどういう人生にしたいと考えているんだい?」

    毎日幸せで素晴らしい人生にしたい。


    「最高の賢者になることができれば、人生は思いのままじゃ。人生に起こるあらゆることを味方につけて、自らが望むすべての、それこそあらゆる成功が手に入り、お前の望む幸せな毎日が手に入る。それだけではなく、お前の周囲にいるあらゆる人たちにも同じように成功と幸せをもたらすことだってできるのじゃ」


    この先どんな絵を完成させるかについて考えることを、人々は夢と呼ぶ。


    人間は欲が深い動物だから
    自分のやった小さなことに対して、あり得ないほど大きな見返りを都合良く期待してしまう。
    そして失望もしてしまう。

    そして、手に入らないものを失敗と
    手に入れたものを成功と名付ける。

    けど失敗も成功もただの結果で善悪なんてない。

    失敗と捉えてしまう人は、行動を恐れ始める。
    ただ行動する事に勇気が必要になってしまう。


    他尊心というのはそれほど難しいものではない。お前自身がこの世におけるかけがえのない存在であると同時に、この世の中にいるすべての人たち、一人ひとりがかけがえのない、素晴らしい奇跡の存在であり、大いなる力から、大いなる力を持つことを許された特別な存在であるということを忘れてはいけないということだ。


    何になるのかを考えるのではなく、どんな人間になるのかのみを考えて生きる。

    しかし、現代では何にでもなれるという自由を上手に使いこなせずに、そのチャンスの中に埋もれて、逆に苦しい人生を送っている者が世の中には多い。


    世の中の多くの人は、今この瞬間を大切に懸命に生きるのではなく、過去に生きたり、未来に生きたりしている。


    人間の過去なんて、それぞれにいいこともあれば、悪いこともある。
    過去はもう戻っては来ない。

    今、この瞬間を集中して生きる。

    将来絶対に成功する人間であると確信できるような一日にすればいい。


    たとえ、今何も持っていなくても案ずることはない。
    皆がそう予想するように手に入れたいと思っているすべての成功が向こうからやってくる。


    いくら成功率の高い投資でも
    失敗する可能性があるのならギャンブルである。
    もちろん、ギャンブルに挑戦しなければならない時はある。

    そして、誰もが等しく与えられている財産は時間である。
    健康だとも僕は思う。


    世の人は、誰もが幸せになりたいと願っている。
    だから、自分を幸せにしてくれる人を探している。

    ところがそんな簡単には見つからない。

    だから多くの人、幸せをあきらめ、投げ出し、次第には苦しみ始める。

    一方で、世の中にはごく少数だが
    誰かを幸せにしたいと願っている人がいる。

    自分が幸せにしてあげられる人を探している。


    「類は友を呼ぶ」
    思いや生き方に惹かれて
    その人の所属する世界は出来上がる。


    例え他人から成功と言われても
    自分自身で成功したと実感できなければ、意味のないものである。

    自分自身が成功したと思えるかが重要。


    言葉は思考に行動に影響を与える。
    そして、1番多く強く影響を受けるのは
    あなた自身の言葉である。

    自分は不幸でどうしようもない人間だ
    と唱え続ける人の人生に
    幸せで素晴らしくて仕方のない人生が
    突然訪れるなんて事はない。


    自分と出会う全ての人と出来事に
    感謝する、それを伝える事が大切である。

    人は誰一人、自分だけでは生きられない。

    ありがとうと言える一日にする。

  • 賢者って言葉がなんか好きです笑
    少しの行動で、大きな成果を期待してしまう自分にピッタリな本でした。

    行動を起こすときに期待をしてしまったり、失敗を恐れてしまうことには意味がないこと。

    そして、今日一日でできることは、限られているということ。

    欲しいものを手に入れるためには、まず与える側になろう!ということで、ちょっとずつですが、ブクログでレビューを書き始めました。

  • 読みながら、この言葉には納得できないと思うような部分はあったけれど、物語としても面白いし、多くの部分で共感できる内容だった。何より、最後の賢者の話では、読みながら、(泣き虫なので)涙が出てしまい、結局のところ、いい本だったと言わざるを得なくなってしまった。

  • 少年サイードが9人賢者から学んだことを通じて、成長を促す自己啓発本。①行動、②可能性、③自尊心と他尊心、④目標、⑤今、⑥投資、⑦幸福、⑧言葉、⑨感謝、与える、誕生とのこと。①行動:たくさん行動してパズルのピースを手に入れること、⑤今:成功者として相応しい過ごし方をすること、⑦幸福:他人を幸せにすることを探すこと、⑧言葉:自らの言葉に影響を受けその方向に向けること、の4人の賢者の言葉が心に残った。物語形式なので読みやすい。

  • 1人目
    人生で何か行動をすればひとつのピースがもらえる。一見役に立たないように見えるかも知れないそのピースを組み合わせていくことで、人生の夢が組み立てられる。そのピースは必ず自分の人生のパズルの一つであり、従って行動を起こすことに成功も失敗もないということ。スティーブジョブスのコネクトドットみたいな考え方かな?
    2人目
    人間には心という大いなる力があり、そこに無限の可能性が秘められている。それに気付き(信じるのではなく気づく)行動を起こせば、宇宙の大いなる力は出会いや経験というピースを与える形でこれを手助けしてくれる。自らの無限の可能性に気づくことが成功に繋がる。
    3人目
    自分は世界に一つしかないかけがえのないものであるという自尊心を高くもつ必要がある。生きていくうちに失敗をしたと思ったりして自尊心を失う者もいるが、1人目が言ったように、行動に失敗などない。経験ピースをくれるだけだ。だから自分はかけがえのない尊い存在であることを疑う必要はない。そして同時に、他の人間も全てかけがえのない存在であることを強く思う必要がある。そうすれば他の人の内にある大いなる力も自分の味方になり、新たなものを産み出すことができる。
    4人目
    何になりたいかよりも、どんな人間になりたいかを目標にすべき
    5人目
    今日という日、今という瞬間を全力で生きるべき。自分の伝記を読む者が「こいつは成功するな」と思えるような行動や言動を、今日という1ページに記すことだけを考えて過ごすべきであり、これまでのページを読み返したり、未来の白紙のページを見て不安がったりする必要はない。「嫌われる勇気」にもあった、人はいつからでも変えられる、「今」の「自分」に最高のスポットライトを当てる という考え方か。
    6人目
    真の財産とは時間である。生きるために必要な金を得るために働くのは必須だが、それにプラスアルファの時間を労働に充てるのではなく、他人や国や地球のためにできることを探して行動することに費やすことこそが本当の投資である。
    7人目
    自分を幸せにするために生きる人と他人を幸せにすりために生きる人がいる。そして、後者が結果として幸福になり財産も多くなる。しかし、現代の多くの人は自分を幸せにするために生きている。逆に現代は他人を幸せにしたい人にとってはチャンスに満ちた世界になっている。この事に気づいた者が成功する。
    8人目
    幸せかどうかは自分が決める。そして、自分の決定には、自分をとりまく言葉、特に自分の内にある言葉が重要な役割を果たす。今日使う言葉は幸せな者が使う言葉でなければならない。
    最後の賢者
    感謝すること、与えることで真の幸福を得られる。そして、人はいつどの瞬間からでも賢者として生まれ変わることができる。正に「嫌われる勇気」と同じ重要な教訓

    つまり、今日を全力で成功者にふさわしく生きる、それも、自分の内面の言葉をそのように保ちながら、そして、自分には無限の可能性があることを確信し、自分と他社を尊敬しながら、他人を幸せにすることを自分の幸せと感じながら行動し、そこから人生のピースを得る という生き方をしなさい ということ。

    新たな賢者の書の最初の賢者となった主人公、そして新たな旅に出るのが主人公の息子であるという意外な(まあ、ある程度予測してたけど)ラストも爽やかでよかった。

  • 自分用
    9人の賢者からの教え

    1,行動をおこすこと
     人はこれまでできなかったことができるとこの上なく嬉しい。ところが同じことがもう一度おこっても、同じ感動を味わうことはできない。そう、行動の一つ一つからピースをもらって行くように。そしてそのピースがいつか形になって組み合わさるから。
    →行動を起こすことは徐々にだができてきている気がする!これも一つの行動だ。

    2.『心』には無限の可能性がある。それを自覚すれば、不可能と思われることにも立ち向かえる。

    3.自尊心と他尊信を持ち合わせること
     ひとは1人では生きていけない。今ここにいることすら、誰か他人から力を貸してもらっていることを忘れてはいけない。
    →これは自分も実感することがある。他の人から期待されると自分以外の人のためにも頑張ろうという気になる。

    4.何になるかではなく、どんな人間になるかで考える。
    →今は何にでもなれるという自由を手にしたが故に、根本的な、どんな人間になりたいかという考えが欠落している。

    5.過去よりも未来よりも『今』が大事
     君の伝記を読んでいる人が、今日のページを読んでいるときに、「あぁ、こいつは成功して当然だ」と確信できるような1日にすること。くれぐれも過去を振り返ったり、未来を不安に思うことに、貴重の今日1日の時間を使ってはならない。

    6.投資とは自らの持つ財産を今は使えないものに換えて、将来大きく価値があるものを持つこと。
    →時間を何に投資するか。アルバイトでお金をもらうことに使うのか、将来のために使うのか。

    7.世の中の誰かを幸せにしたいと願って生きる人の人生は良い
    『東の村と、西の村』自分の幸せばかりを願う人にとっては辛いことが多く、思うように行かず、楽しいことが限られる。

    8.なりたい自分になったと思って『言葉』を使うこと
    →その人になってほしい理想像を言葉として伝えるのも有り。言われたひとは、そのように振る舞うようになる。

    哲学的要素が満載の一冊だった。考え方の根本を変えれば、見えてくる世界も変わるんだな。

  • 子どもに贈りました。大切な事がぎゅっとつまってます。もちろん大人にも。

  • 喜多川泰さんの作品はどれも考え込む場面が出てくる小説に寓話の部分を盛り込み徐々にテンションを上げて行き、最後に心に良かったと染み渡るものを入れている。

  • 東のオアシスと西のオアシス。私がいるのはどちらなのか…。東の住人に裏切られた時は気持ちがざらつき、自己満足、自己肯定さえできない時は、自ら東の住人に近づいている気がする。

    今の自分に幸せを感じられないなら、どこまで行っても、物理的に満たされても、結局は幸せにらなれない。感謝し、感謝されることこそが人生において一番なのだ。『羨望』『嫉妬』という気持ちはよくも悪くも自分自身に大きな影響を与える。この気持ちをコントロールできたら、幸せな気持ちで満たされた世の中になるだろうに…。

    いろんな事に疑問を持ち始める思春期に入った息子に一度読んでほしいと思う。今生きている意味を考えながら…。読み終わったあとは、『向上心』と『満足感』。このバランスをうまくとっていってほしい。

    そして私はもう一度、ここにある意味を再確認しようかな。

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著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。
愛媛県西条市に育つ。
東京学芸大学卒業。
1998年、横浜市に学習塾「聡明舎」を創立。人間的成長を重視したまったく新しい塾として地域で話題となる。
2005年に『賢者の書』(ディスカバー・トゥエンティワン)を出版し、作家としても活動をスタートする。2作目となる『君と会えたから……』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は9万部を超えるベストセラーとなった。
その後も、『「手紙屋」 僕の就職活動を変えた十通の手紙』『「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「福」に憑かれた男』(総合法令出版)、『心晴日和』(幻冬舎)など次々に作品を発表する。2010年に出版された『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(サンマーク出版)は12万部を突破するベストセラーとなった。同作は映画化され2013年9月に全国公開となり、2014年9月からは台湾でも劇場公開された。

「2015年 『書斎の鍵 父が遺した「人生の奇跡」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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