- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887597365
感想・レビュー・書評
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婚活のワードを生み出した山田先生と電通チームの共著。
特にフロー型の幸福、ストック型の幸福の考え方と幸福のペンタゴンモデルが面白かった。
幸福のペンタゴンモデルに乗っとり自分の目標を。
1,時間密度
週末に楽しみを1つ作っておく事で平日を充実させる。
将来の夢をもつ
2,手応え充実
これは特に無いかな。達成可能なマイルストーンを着実に乗り越えていく。そのくらいでしょうか。1が達成されれば必然的についてくるかと。
3,自尊心を持つ
これも私の場合は必然的に1が達成されればついてくるのかなと。
4,承認
これは難しい。私の承認は、言い換えれば評価。
社会的影響力に置き換えて考えてしまうから、社会的影響力を持った個人からの承認もしくは、量的な面での社会的影響力がそれにあたる。ゆえに、組織内部での小さな評価とかはどうでもいいと考えてしまう。
普段生活している中でこれを得るのは難しい。
5,裁量の自由
今もある程度は裁量はあると思う。けど、どちらかというと制限に阻まれた裁量権の喪失が多い。限られた時間、明確に与えられた役割、組織編成、会社という枠組みでの制限。これらを解決する必要がある。
上記を解決すると、自分が最も幸福な生活になるんだとすると、割と見えた気がする。
面白い本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
所々曖昧にごまかしているような部分があったように感じましたが、面白い考察でした。
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幸福について、それに関わる消費について科学的に論じた本。消費と結びつけることで抽象的な内容がとてもわかりやすく論じられてると思う。
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確かに納得させられる内容だ。
最近、なんとなくそうかな?と思っていたことが
書かれている。
ちと教科書的とか? -
2010.07 とても良くできた本。消費が幸福を生まなくなった現在において、幸福を解く鍵は、絆、つながり、コミュニティー。消費が幸福を生む時代から、幸福が消費を生む時代へ。
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[ 内容 ]
実際、戦後の高度経済成長期からバブル崩壊まで、私たちの幸福とは、「物質的豊かさと幸福は関係ない」と頭ではわかりつつも、モノを買い続けることであった。
しかし、社会の成熟と経済不安の両面から、今ようやく「物質的豊かさ」を超える幸福の物語の兆しが見えている。
新しい幸福をもたらす消費行動が始まっている。
わたしたちが、幸福のために、モノに代わって求めているものとは!?
[ 目次 ]
第1章 戦後消費モデルの変化と幸福の物語(物質的豊かさと幸福との関係;消費社会の「物語」、二つの段階;消費不安の時代;脱・消費社会の幸福)
第2章 幸福が見えれば消費が見える(なぜ今、幸福ブームなのか;幸福を解く鍵は何か?;幸福のペンダゴン・モデルの考え方;消費の物語に代わる新しい幸福の物語)
第3章 「自分を極める物語」の幸福と消費(「揺れ」が消費を創造する;手ごたえ消費;新しい萌芽)
第4章 「社会に貢献する物語」の幸福と消費
第5章 「人間関係のなかにある物語」の幸福と消費
第6章 究極の消費としての仕事
終章 つながりと幸福の弁証法的関係
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
うさんくさいタイトルだけど、非常によく調べられた良書だと思う。幸福のペンタゴンモデルは面白い。
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日本人の消費の変化を、人間にとっての幸福とは何かという壮大な課題と結びつけながら分かりやすく整理した野心的な本。
こういう本は、ビジネスのあり方だけでなく、個人の生き方を考える際にも役立つと思います。宮台真司「14歳からの社会学」と併せ読むと理解が深まるのではないでしょうか。 -
切り口は面白い。自分自身の消費行動は本書の分析に結構当てはまっていると思う。幸福についてはマズローやバウマンの分析が有名であるが、現実の生活や活動に活かしていくことはなかなか難しい面があると思う。だけど、成熟した社会の中では「物質的豊かさ=幸福」という図式が成り立たないので、幸福というものの中身に深く切り込んでいくことが企業にも必要になってきているんだろうな。そういえばフランスのサルコジ大統領は国の状態を図る尺度として経済指標以外の指標を検討しているようだし、世の中の尺度は徐々に変わっていくのでしょう。