とっちゃまん宮川俊彦の読書読解教室 読書感想文書くときブック

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 39
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887598195

感想・レビュー・書評

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  • 小~中学生向けの読書感想文の書き方を指南する内容ですが、内容的にはかなり難しいように感じました。
    この本に書いてある内容を小学生が理解できるのだろうかと少々疑問に思いましたが、ターゲットはあくまでも親なんでしょうか。それともこの本を読もうと思うような優秀な小学生にはちゃんと理解出来るものなんでしょうか。
    大人の私ですが、この本に書いてあるような深い読み方は全く出来ておらず恥ずかしい限りでした。ただ、この本に書いてあるような読み方で本を読みたいとは思いませんが。

  • 子どもにと思って買った本で、そのままにしていたのだが…
    字も大きいしふりがなもついているが、子どもたちにかなり高いものを求めている。自分が読んで、ドキッとする言葉が多い。いい意味で。
    本を読むことについて勇気を貰った気がした。

  • 読むことは自分の問題意識との対話

    本を読むときは、その中に飛び込んで没頭しよう(中略)そうして
    読み終えたら、今度は本との間に距離を置くんだ。そして、「いっ
    たいこの本は……?」と考えるのだ。これが「本を対象化する」と
    いうことだ

    君は本と対話をしなければならない。そして、君は自分の今の考え、
    問題だと思っていること、これでいいとしていることについて、本
    と対決していくんだ

    例えばイソップの『北風と太陽』を読んだとしよう。この物語を読
    んで、「温かさや優しさが、人の心をほどいていく」と理解する。
    それで、間違いではない。学校の先生も、それさえ語ればマルをく
    れるだろう。でもね、少し掘り下げて考えたら、疑問はいっぱい出
    てくるはずだ。「人の心を裸にするとはどんなことかな。それはし
    ていいことなのかな」とか、「北風は、なぜ吹くことしか思いつか
    ないのか」とか

    意見がひとつに凝り固まっていたら、それはそこで完結するだけだ。
    君はまだ成長の途上。いろんな価値観や尺度を本から取り入れて、
    自分でも編み出し、使ってみることだね。矛盾があったって構わな
    い。こんな人もいる、こんな考えもある、こんな見方もあると、多
    くの視点や観点を理解して、たくさんの尺度を自分の中に取り入れ
    ることが、自分を作り、成長することだ

    「なぜ?」のある本を選ぶ

    全員から非難されても、百年経って評価されるものだってある。人
    にほめられたり、気に入られることを求めちゃいけないんだ。でな
    いと、使い捨てにされてしまう

    「秘すれば花」などとも言う。思いを言葉にして、募らせていくこ
    とを主人公は知った。書き手として、これは進化だね。秘密の作品
    があると、公表する作品も作りやすくなる

    この話は決して温かくはない。この物語の季節、秋から冬と同じく、
    哀切と寒ささえ感じられる。だからこそ、余計に温かさが欲しくなるのだ

    「成長する」とか「大人になっていく」ということは、「話せない
    ことが増えていく」ということでもある

    人と競ったり、感情を露わにしたときに、人の本質が見える。そう
    した場面を作り出すのは何かを探求してほしい

    何かにすがり、頼らないと生きられないという境遇は、人の尊厳を
    問い直させる

    「こっちを向いてよ」と言って、大切なことを語れば、それで聞い
    てもらえるというほど、人というのは簡単ではない。人々の向いて
    いる方に、自分の身を置いて語る、そうした語り方を考案する必要
    がある。その意味では、作品の表現技法から、その時代の人々の動
    向も読解できる


    1章 読書感想文を書く前に
    2章 2010年夏の課題図書 徹底読解
    ・『ミリーのすてきなぼうし』
    ・『とっておきの詩』
    ・『むねとんとん』
    ・『いじわるな ないしょオバケ』
    ・『こぶとりたろう』
    ・『点子ちゃん』
    ・『ともだちのしるしだよ』
    ・『やんちゃ子グマがやってきた!』
    ・『すみ鬼にげた』
    ・『建具職人の千太郎』
    ・『リキシャ★ガール』
    ・『海は生きている』
    ・『明日につづくリズム』
    ・『ビーバー族のしるし』
    ・『奇跡のプレイボール』
    3章 世界はきみの読解を待っている
    ・ 世界のすべてが感想文の対象だ
    ・ とっちゃまんオススメの本

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プロフィール

1954年 長野に生まれる。表現教育者・国語作文教育研究所所長。34年間にわたり作文・表現教育を実践。200万人を越す指導・分析を土台に、言語・表現をフィルターとした人間社会の骨格還元読解や根底洞察に向かう。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。元NHKテレビラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られている。著作は、『壊れる子どもの事件簿』『北風は太陽に負けない』(角川書店)『「戦略」としての教育』(山手書房新社)『親のぶんまで愛してやる』(サンマーク出版)『10分作文らくらくプリント』(小学館)など100冊を超え、海外でも翻訳されている。
なお、国語作文教育研究所では、小1から中高大生、一般までを対象に、文章教室を開催。通常クラスのほか、春夏冬の集中講義、通信講座、出張講座も。

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