世界が大切にするニッポン工場力

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887598331

感想・レビュー・書評

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  • 「物作り」はやはり素晴らしい。打ち破れ日本の閉塞感!

  • 中小企業はその分野を極める力をもっている。
    というか持っていなくてはいけない。
    しかし、そのニッチな分野に力を集中させることができることが強みなのかもしれない。
    大企業では到底おいつけないほどに

  • 素晴らしい技術力の集まりです。

  • 体力勝負なら中国に負ける。
    じゃあ、「日本でしかつくれない」ものをつくるというのが印象に残りました。

    ゆるやかな下降を通り越して急激な落下をしている日本経済。
    どこで踏みとどまるか考えなければなりませんね。

  • 書籍版プロジェクトXのようなイメージ。
    一人一人を取材し、その人間性をクローズアップした内容になっているので読み物として胸が熱くなります。題名の堅苦しさが勿体無い…。
    それに紹介されてる方々はベンチャー規模の企業が多く、開発だけでなくマーケティングの取り組みもバリバリにしているので、仕事のスケールをイメージしやすく気軽に読んでも面白い。
    「必ず新大陸を見つけます。必ず新しい産業を成り立たせます」
    死ぬまで必死に見続けようとすること。
    そんな危険な思想が何よりの生きる力なんだなと思いました。
    産業論文のネタ探し用でしたがまたまた思わぬ収穫。

  • 技術が生まれるためには
    ■社会的ニーズ
    が必要な条件だけれど,技術が実現するためには
    ■技術者の熱意
    ■飽くなき探究心
    ■ネバーギブアップの精神
    これも同様に必要である.
    これらにを伝えることに焦点をあてて解説されている本書は非常に刺激になった.

    ---
    日本は世界有数の工業国であり,
    身の回りにあるものはほぼ全て技術的に作りだすことが可能だと言われている.

    特に,精密加工技術においては世界最高水準の技術力を持っており,
    それらを製造するためのロボットの種類と数は確実に世界一だと言われている.

    本書では,12種類の技術が紹介されている.
    製造業の分野では以下が紹介されている.
    ■注射針
    ■iPodの鏡面加工
    ■ナット
    ■精密光学機器
    ■歯石除去器
    ■水族館のアクリルパネル
    ■携帯用ヒンジ
    ■実用ロボット

    これらの技術が生まれた人間的な背景について知りたい場合,
    本書が役に立つと思う.

  • 日本の製造業は中国や韓国に追い上げられていて、かつてのようなアドバンテージは無くなったかのように言われていることもありますが、私が思うに日本の良いところは「モノづくり」をする人達=職人を尊敬する文化があるということだと思っています。

    この文化がある限り日本の強みは廃れないと希望も込めて思っています。この本では世界に通用していいる日本の工場力(技術力という言葉でなくこの言葉を使ったのが素晴らしい)について、12の実例を挙げて紹介しています。痛くない注射針で有名な岡野工業が最初に紹介されていて、その製造ノウハウの一部も紹介されていました。

    以下は気になったポイントです。

    ・直径0.2ミリの注射針をつくるのに、厚さ50ミクロンのステンレス板を丸めて作ることを思いついた、以前に1枚の鉄の板から「鈴」を使った原理を応用した(p23)

    ・あえて人が嫌がる難しい仕事を選ぶ、人が敬遠する仕事なら、切られることも少なく受注も安定している(p34)

    ・職人の技術には特許の縛りがあるわけではない、研磨の要領がわかるとシビアなコスト競争に明け暮れる(p40)

    ・2個のナットのジョイント部分を凹凸にして、楔のように凹凸のナットが噛むように、下の凸ナットの先端形状を工夫してくさび効果がでるようにする(p55)

    ・特殊な金型と、特殊な工作機械によって、大量生産を可能にしている(p64)

    ・現場をよく観察する、それが創意工夫を凝らしたものづくりの原点である(p78)

    ・1万6000ヘルツを超える振動数がだせれば、それは超音波に近づき、人間の耳には音として感じ取れない(p97)

    ・経費がかかっても、社員が1から10まで作業を請け負えば、事故を未然に防ぐことができる(p148)

    ・アメリカは企業の大小にかかわらず、品質の良し悪しのみで評価してくれることを実感した(p149)

    ・アメリカ大使館に乗り込んで、紹介してもらった担当官は、アクリルパネルは、アクアウォールとしてアメリカ人のためになる水の壁であることを理解して、30分ほどの交渉で、36%の関税を2.7%に引き下げることに成功した(p151)

    ・食材の表面が凍結始めると、内部の未凍結部分の水の分子が表面に移動して、食材の細胞を壊してしまう(p171)

    ・磁気エネルギーで振動を与えて温度管理を徹底しながら冷却すると、0度を越えても食材が凍らない、温度をさらに下げると、ある時点で過冷却状態が解けて、食材は瞬時に冷凍する、水分が移動する間がなく、食材の組織を壊さずに冷凍できる(p173)

    2010/11/21作成

  • 根気や発想力が小さな工場を救ってきたのかな。

  • 面白い内容だが、もう少し詳細に技術のことを書いて欲しいなと思ってしまった

  • 日本経済があまり良くない状況の中で、「まだまだ日本は、捨てたもんじゃない!!」と再確認できた。

    ・・・というか、再確認したくて買った本です。

    日本の工場、特に小さな工場が持つ技術力を知る機会が今までなかったので、良い機会になった。

    下請けということで、小さな工場が開発した技術も、一般消費者の目には、大手家電メーカーの功績ととらえられてしまう。

    名を売ることよりも、技術に注力する点が、本当の技術者集団なんだな。と感じた。

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