俗神

  • 冬青社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887730175

作品紹介・あらすじ

現代に泥み、ある意味ではそれに冒されているものの眼には、"俗神"はふしぎな世界である。一見それは昭和のはじめごろの風俗写真を思わせる。ページの間から、ふと半世紀前にはやった歌謡曲が聞こえてくるような錯覚におそわれる。だが、"俗神"はまぎれもなく、現代が共時的に共有している、生活の深層である。カメラは日本列島を縦断しながら、世界の文明の先端を享受しているわたしたちの心の深みにはいりこみ、風俗写真と見える手法を借りて、わたしたちの内面をあからさまに引きずりだす。それは現代の断面ではなく、基層である。わたしたちの日常性の表皮を一枚めくると現れてくる、現代の民俗である。

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著者プロフィール

1939 年福井県生まれ。福井大学工学部卒業。ポーラ化粧品本舗退社後、フリーランスに。
1971-96 年、東京綜合写真専門学校教職。2000-13 年、大阪芸術大学教授、現在非常勤講師。各種審査委員をつとめる。
1975 年から40 年間、撮影しつづけた被爆地ヒロシマのほか、高度経済成長やバブル経済、祭礼や土俗文化などのテーマによって、変貌する日本の姿を表現してきた。代表作に「自閉空間」(’71太陽賞)「ヒロシマ1945-1978」(’78伊奈信男賞)「ヒロシマ」(’84日本写真家協会賞)「土田ヒロミのニッポン」(’08土門拳賞)。その他、写真集に『俗神』(’76)『砂を数える』(’90)『BERLIN』(’11)など。作品は東京都写真美術館、東京国立近代美術館、ニューヨーク近代美術館、ポンピドゥー・センター、カナダ国立美術館、テート・モダン等、各地の美術館にコレクションされている。
2022年日本写真協会賞功労賞受賞。

「2022年 『Aging』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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