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- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784889652178
作品紹介・あらすじ
森林行政に大転換をもたらした「再生プラン」の本質とは何か。改革の議論を主導した著者が真意を語ります。
感想・レビュー・書評
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タイトルの通りに受け止めれば、非常に良い内容である。
わかりやすく説明しているし、何より本プランの「2020年までに国産材自給率50%」と目標を明確に述べていることが頼もしい。
しかし、ほかの学者系の本と同じように、「どうやって」の部分が抜けている。
たとえば、
森林施業を集約化し、大規模経営にする
↓
その為には、意欲と能力のある者を支援する
↓
意欲のある者を育てるには、森林組合を改革しなければならない
↓
どうやって??
現場に根付いたフォレスターを育てる必要がある
↓
国有林の森林管理署の職員をフォレスターにする
↓
どうやって??
国産材の加工、流通、利用を変革する必要がある
↓
どうやって??
山地と利用者をもっと繋げる必要がある
↓
どうやって??
などなど。
答えがないからこそ難しい問題なのかも知れません。
しかし、これらの問題を解決することにヒントが隠されているかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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