作家の家―創作の現場を訪ねて

  • 西村書店
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本棚登録 : 173
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890136285

作品紹介・あらすじ

作家が丹精こめてつくりあげた"自らの城"を作家の生涯とともに貴重な写真で紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 絵になる家ですね。。。

    作家の家  創作の現場を訪ねて | 西村書店
    http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/3109

  • 海外の小説が好きな方にぴったり♪ 疑似訪問体験を楽しもう!


     書評・レビューを参考に本を選ぶと、自分だけでは決して探し出せない一冊と出会うことがありますよね☆
     もちろん、たった一人で好みの本を見つける喜びも格別なのですが、読書は案外(?)孤独な趣味ではありません。誰かのレコメントで素晴らしい本とめぐり逢い、驚き、喜び、感謝を感じる時間というのも、幸せなものです♡
     私にとってのその一冊が『作家の家ー創作現場を訪ねて』。ファッション誌の掲載書評で魅力を感じて求めた本で、現物を目にしたとき美しい装丁にときめいたことが、記憶に刷り込まれています✧

     作家のご自宅・自室を訪問し、名解説付で写真をおさめたこの本。登場する作家の名前がふるっていて、マルグリット・デュラスの序、ヴァージニア・ウルフやコクトー、イェイツ、フォークナー他のお宅を覗き見できて、最後はユルスナールで締めくくるコースです✧
     こうして作家名を並べるだけでも、海外小説好きのお仲間ならば、きっと「確実に興趣をそそられる!」と呼応してくれることでしょう! 希少な写真がふんだんに載った貴重な訪問記、大判で豪奢な一冊です。

     最初は画集を眺めるような気持ちで、写真に気をとられてうっとり……とめくり始めました★
     本書でお邪魔できる創作現場は、くしゃくしゃにまるめた紙が散乱するような書斎って感じではなくて、窓から見える庭が深い慰めをもたらすような、沈思を促すような、静けさのある美しいお住まいやお部屋が多かったです。エレガント系ですね☆
     ヨーロッパのヴォーグ誌で編集長を勤めた著者による解説文にもひきこまれ、だんだん眺める程度ではすまなくなり、最終的にはじっくり時間をかけて読みふけったのでした♪

     とにかく個人的には憧れ成分の高い書籍であり、狭苦しい我が家で読むのは何ともそぐわない気がしました。重い本を布バッグに入れて、美術館の喫茶室まで移動してから開いたことも、良き思い出です★

  • 想像の余地が残ってる空間がたまらなく好き。

    例えばホテルの様に
    「ここは完璧です。さぁ、お寛ぎください!」
    と、私の為に何もかもが整えられた美しき空間よりも
    「散らかってるけど、そこ掻き分けて座って。」
    なんて言われる知人の家だとか。

    知人はただの散らかしやだが、
    創作を生活の糧にしている芸術家の家は
    いやいや~
    真に面白いっ!
    壁にかけた写真、一息入れる為の椅子、関連の本がぎっしり詰まった書棚、創作の過程でひょい、と生まれた小さなお宝達。

    彼らの家には訪れた客の想像力でさえも、刺激する独特な雰囲気がある。

    だから、
    図書館の書棚でこの本を見つけた時は胸が高鳴った。
    そして
    思ったとおりの、
    いや、それ以上の空間がそこには広がっていた。

    これは、
    作家が執筆しやすい様に、と家に手を加え続けてきたせいか?
    それとも、
    これまで執筆してきた作品らの、穏やかで心休まる呼吸音のせいなのか?
    良くはわからないが、
    この大きくて重たい本が、
    (ここじゃなく、家に持ち帰ってゆっくり読みたい。)と、決意させる程の魅力に溢れていたのは確かだ。

    大好きなヘミングウェイや、ヘッセの家にもお邪魔できたのは嬉しい限り。
    知らない作家さんだけど、いい家だし、伝記がまた面白いな…
    と、最後に代表作を眺めていたら
    あ!
    大好きな『木を植えた男』の作者だったのか~~

    なんて、嬉しい再会もあった♪
    (ジャン・ジオノ)

    • takanatsuさん
      MOTOさん、こんにちは!
      この本素敵ですね!
      「壁にかけた写真、一息入れる為の椅子、関連の本がぎっしり詰まった書棚、創作の過程でひょい...
      MOTOさん、こんにちは!
      この本素敵ですね!
      「壁にかけた写真、一息入れる為の椅子、関連の本がぎっしり詰まった書棚、創作の過程でひょい、と生まれた小さなお宝達。」
      この1文からいろいろと想像してしまいました。
      探してみようと思います♪
      2014/11/27
    • MOTOさん
      takanatsuさんへ

      こんにちわ♪
      コメントありがとうございます!
      はい。と~っても素敵でずっ…しりとした本なんですよ。(笑
      ...
      takanatsuさんへ

      こんにちわ♪
      コメントありがとうございます!
      はい。と~っても素敵でずっ…しりとした本なんですよ。(笑
      あ、実はその一文、
      この本を図書館で見かけた時に、ほわわ~んと蘇ってきた、ある大好きな彫刻家さんの工房を訪ねた時の記憶でした。(^^;

      でも、今本を見返してみると、
      その一文にも違和感がまったくありません。

      いやぁ~、
      芸術家の家の独特な空気は皆、同じ匂いをしているのですね。
      くんくん、私の大好きな匂いをtakanatsuさんもぜひ、嗅いでみてくださいね~。(^^♪
      2014/11/27
  • ヴォーグ誌などの編集長を勤めたF.プレモリ=ドルーレとカメラマンのエリカ・レオナードが作家21人の家を訪ね、作家たちの生涯や作品の紹介を美しい写真とともにおさめた大判の優美な一冊。

    プロローグはマルグリット・デュラスから。光を浴びて無秩序に大きくなっている折鶴ランが窓に置かれた部屋には、中板がたゆんでしまった書棚と主がいなくなったガラスのランプがあり、くすんだ金色の額縁のなかの絵は紙が湿気て変色している。
    マルグリットが引きこもって作品を書いた家。外へ出ると池があり、水を求めるように木々が水面に枝垂れている。あまりにも西洋的でインドシアの面影はまったくない。

    ジャン・コクトーが晩年を過ごしたミリー=ラ=フォレの家。この家はパリから50kmほどのところにあり、現在もコクトーの家として保存され公開されている。
    ラボンド城という城の一部らしく佇まいも落ち着いた風情がある。
    町にはコクトーがステンドグラスと壁画を制作したサン=ブレーズ=デ=サンプル礼拝堂がある。

    ピエール・ロティ(ロチと表記されることもある)は海軍士官として世界各地を回り、来日し日本に二度滞在したこともある。日本ではあまり有名ではないが芥川などはロティについて書いている。若くしてアカデミー・フランセーズの会員にも選出され、個性的な人物であったが、故郷のフランス南西部のロシュフォールの自宅にグローバルで国際色豊かな部屋をいくつか作った。自宅は一般公開され、トルコ風の部屋やルネサンス様式の部屋などが予約すれば見られるという。

    内部も外部も凝った邸宅の多いなかでアルベルト・モラヴィアの家はとてもシンプル。
    あるのは机と窓から見える海だけ。伴侶となる女性は変わっていったが海の青さは変わらなかった。
    降り注ぐ光の中でモラヴィアは朝から執筆に勤しんだという。

    ほかに、イェーツの塔の家、ヘルマン・ヘッセの城、マークトゥーエンの温室のある家、ユルスナールが女性伴侶とともに暮らした終の住処など、作家たちの愛した庭や風景や愛用の家具や小物も溢れる贅沢な一冊です。

  • 海外の小説家の自邸。昔の人が多いため、ゴージャスな写真にうっとり。が、文章は修飾語が多すぎて、読みにくい。ある意味海外文学っぽいな。大物揃いなんだけど、読んだことないどころか知らない作家も多く、自分の無教養を反省。

  • インテリアの素敵な写真集のつもりで購入したのですが、パラパラと写真をながめるだけではもったいない!!作家たちの人となりを覗き見することができるのです。
    人を拒む・人を恋しがる。。。
    へ~、なるほど~です。

  • 帯文:"カラー写真で見る文豪20名の家と生涯"

    目次:プロローグ―マルグリット・デュラス、1.カーレン・ブリクセン、2.ジャン・コクトー、3.ガブリエーレ・ダヌンツィオ、4.カルロ・ドッシ、5.ロレンス・ダレル、6.ウィリアム・フォークナー、7.ジャン・ジオノ、8.クヌット・ハムスン、9.アーネスト・ヘミングウェイ、…他

  • とても綺麗な一冊だった。
    気持ちのいい海辺の別荘のような小さな家から
    お城と見まごう豪奢な家まで、実に様々。
    どの家にもぎっしり詰め込まれた書棚があり、
    一冊一冊ゆっくりと手にとって眺めてみたい気分になった。
    どんな本を読んで、この作品が生まれたのか。
    書棚には持ち主の全てが現れる。

  • どんな部屋から、その作品が生まれてくるのか、興味をひかれます。
    登場する部屋の作家さん、割と古い人ばかりですが。
    でも、いいな。

  • 家の内側、インテリアがメイン。

    本棚製作の為に読み始めたけれど予想を上回る面白さでした。

    ガブリエーレ・ダヌンツィオ、ディラン・トマスの家が居心地良さそう。

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