人類の幸福論: 貧しくても幸せな人と裕福でも不満な人

  • 西村書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890137763

作品紹介・あらすじ

人の幸せを測るものさしはお金だけ?
そもそも幸福とは世界共通の価値なのか。幸福な農民と不幸な金持ちというねじれを科学的に究明する。
国が豊かになっても人びとの幸福度が変わらないのはなぜなのか?
世界最高峰のシンクタンクで長らく世界の貧困や格差を研究してきた著者が、
「主観的な幸福」という概念からアプローチする、新しい尺度で世界をとらえ直した記念碑的著作!

経済学や心理学、統計学の手法を駆使して世界各地の幸せのあり方に迫る。

国民総幸福度を誇るブータンや、
犯罪や貧困が蔓延するにもかかわらず、
そんな状況に「慣れてしまった」ために幸せなラテンアメリカなど、
各地の特色を浮き彫りにするほか、
アメリカ人は肥満を社会的弱者の象徴とみなす一方、
ロシア人の間では太っていることは成功を意味する、など、
興味深い対比を膨大なデータの中から多数紹介。

金銭の面からだけでは説明のつかない、「人間にとっての本当の幸福とは」を探求する。

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  • 東2法経図・開架 331A/G76j//K

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著者プロフィール

キャロル・グラハム 著 Carol Graham
略歴:1962年リマ(ペルー)生まれ。米国ブルッキングズ研究所、グローバル経済・開発プログラ  
ム上級研究員、メリーランド大学カレッジパーク校公共政策学部教授。世界銀行、IMFなどでアドバイザー。プリンストン大で学士、ジョンズホプキンス大で修士、オクスフォードで博士。単著に『幸福の経済学―人々を豊かにするものは何か―』日本経済新聞社、2013年。

「2017年 『人類の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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