車椅子で夜明けのコーヒー―障害者の性

  • ネスコ
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本棚登録 : 49
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890368914

作品紹介・あらすじ

愛することは、生きること。ハンディがあっても、愛したい、愛されたい。

感想・レビュー・書評

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  • 障害のある当事者である小山内さんが、障害者だって恋愛する、セックスもしたいと述べている本。事実、小山内さんは恋愛を経て、一度は結婚して子どもももうけている。
    確かに障害があったって、恋愛もセックスもできるべき。だけど、それがそんなに人生にとって大切かというと、あまりそうも思わない。恋愛もセックスもなくても、人生なんて楽しく生きられるんじゃないかと今の自分は思っている。いや、たとえ人生にとって一抹のものであったとしても、それができる自由はないといけないんだけどね。
    そういうこともあって、小山内さんが愛だの、恋だの、セックスだのと云々しているところより、第Ⅱ章の自立生活を目指すT・Mさんと小山内さんとの往復書簡のほうが心に響いた。20代でも幼い子どもと同じ扱い、同じ生活、それがこの後も続くことの恐怖を感じていたT・Mさんの悲痛な思い。ゆっくりとだけど、T・Mさんはその思いをバネに自立生活を実現させた。一方で、T・Mさんが自立生活を始めて数年たってから小山内さんに届いたT・Mさんの母親からの手紙にも胸を打たれた。息子の自立の障害になろうとしていたわけじゃない、よかれと思っていたのに、立ちはだかる壁になっていることを知り、認めたときの親の気持ちはいかばかりか。でも、T・Mさんの母親はそれができる人で、自分にとっても新たな人生と積極的に向き合っているからよかったと思う。
    大学生の頃、障害論のような講義のレポートで、「障害をもった子の親は、子どもが自分より先に死んだときに、悲しくても心のどこかで安堵しているんじゃないか」みたいなことを書いて、わりとレポート自体の評価もよく悦に入った気分になったことがある。それが、この本を読んで、親としてそのようなあり方はよろしくないのだなと気づかされた(……すでに、よろしくないと思っていたような気もするけど、改めて認識した)。
    いまだに年に数回は、障害をもった子の先行きを案じて親子心中を図った報道がある。自分たちだけで、そんな心配を抱えなければいけないなんて、何と貧しい「先進国」なのだろう。付け足しのようだけど……、障害者の性に関するとらえ方もしかり。

  • 人並みの生活。愛することは生きることであり、ハンディがあっても愛したい、愛されたい。ハンディキャップを持っていても性の問題は避けては通れない。「性」に対する補償の薄さは日本だけの物なのか?対比される外国が、スウェーデンなだけにややわかりにくい。

  • テレビの番組でこの作品の事を知り、
    読んでみて思う事は、
    障害を持つ人が声を出さなくては伝わらない事は、
    たくさんあるんだろう、でした。
    これは障害がある、なし、に関わらず同じだとも思うけども。

  • セックス・ボランティアよかこっちの方が好きだ。なんとなく。

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