公園通りの猫たち 新装版

著者 : 早坂暁

• 文春ネスコ (1998年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ほーら、巡査がまた子猫を産んだぞォ。講談社エッセイ賞受賞の名エッセイ。

感想・レビュー・書評

[katchamanさんの感想 · 2011年4月28日]

東京渋谷の公園通りに住む猫たちの生態を描いたものですが、著者のやさしい眼差しが感じられます。
猫好きならわかると思いますが、猫の自由気ままな生き方が活き活きと描かれています。

[ranakayさんの感想 · 2006年6月28日]

公園通りでしたたかにしなやかに暮らす粋な猫たちと、猫たちを取り巻く都会の大人たちの、それぞれの愛と秩序。

著者プロフィール

早坂　暁（はやさか・あきら）
1929年、愛媛県松山市生まれ。作家。本名、富田祥資。日本大学芸術学部演劇科卒業後、新聞社編集長、いけばな評論家として活躍しながらテレビシナリオを書き始める。以後、小説、映画シナリオ、戯曲、舞台演出、ドキュメンタリー製作を手がける。
代表作に、「夢千代日記」「花へんろ」「天下御免」「天国の駅」「ダウンタウン・ヒーローズ」「華日記」「公園通りの猫たち」などがある。新田次郎文学賞、講談社エッセイ賞、放送文化基金賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、芸術祭大賞、モンテカルロ国際テレビ祭脚本賞、放送文化賞ほか受賞多数。2017年12月16日没。

「2019年 『この世の景色』 で使われていた紹介文から引用しています。」