「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦

  • 並木書房
3.10
  • (0)
  • (2)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 23
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890631698

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「坂の上の雲」読んでませんし、日露戦争に詳しくもありません。
    でも結構目からウロコがぽろぽろ落ちました。

    「日本は神の国だから…」の神の国発言。
    元々は、この戦争から言われたようなんですけれど、その趣旨は思っていたものと全然違いました。
    銃などの武器が、全員に行きわたるほど用意できなかったようなんですね。
    なので、兵たちのモチベーションをさげないように口から出まかせというか…苦肉の策だったようです。
    つまり、この発言をした人は、「神の国」だから負けるはずはないなんて微塵も思っていなかった。

    ではなぜ武器を調達することができなかったのか。
    まず武器の性能がどんどん良くなり、1分間に発射する弾丸数がとてつもなく増えてしまった。
    それによって製造が追いつかなくなってしまう。

    製造が追いつかない?
    それは日本には原材料がなく、戦争によって輸入できなくなったから?
    と思ったらさに非ず。
    工場の生産ペースに追い付かない。日本の技術力では増産できない。
    だから弾丸をヨーロッパの国々からかき集めて日露戦争に備えた、と。

    あと戦闘中は相手にどれだけのダメージを与えたかはわからないので、どうしても攻め込みすぎてしまうものらしい。
    それが自軍の被害拡大になることもある…というか、往々にしてなる。
    実はとっくに勝負がついていた、と知るのはあとになってから。

    戦争ってこういうことかって考えを新たにする部分も多く、勉強にはなったけど、いかんせん文章がなっていない。
    助詞がいい加減。
    主語がない文章が続く。
    接続詞のタイミングとチョイスが意味不明。

    これはもしかして暗号か!?っていうくらい文意が読み取れなくて、本当に苦労しました。
    なけなしの自由になる時間で、なんでこれほど苦しまねばならないのか。
    義務じゃないんだからもうやめたら…と心の声に唆されつつ読了。
    ああ、辛かった。

全1件中 1 - 1件を表示

別宮暖朗の作品

ツイートする