海兵隊とオスプレイ

著者 :
  • 並木書房
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890632954

作品紹介・あらすじ

回転翼機と固定翼機の利点を組み合わせた新鋭のオスプレイは、アメリカ海兵隊にとって待望の"夢の輸送機"である。2007年に実戦に投入されて以来、世界各地で様々な任務に従事し数々の戦功をあげるとともに多くの人命を救っている。日本の水陸両用戦力として不可欠な沖縄のアメリカ海兵隊にオスプレイが配備される段階になり、日本のマスコミは過去のものとなっている"危険神話"をむし返した。日本政府もオスプレイの必要性ではなく安全性にのみ言及している。本書では、オスプレイの日本防衛にとっての必要性を明らかにするとともに、アメリカ海軍によるオスプレイ公式ガイドブックも収録した。

感想・レビュー・書評

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  • オスプレイと海兵隊について。
    MV-22B 海兵隊仕様 ティルトローター 輸送機 CH46Eの更新
    島嶼防衛のための水陸両用戦、緊急展開能力 
    MAGTF
    現状では日米安全保障条約に基づき、在日米軍海兵とオスプレイは日本の防衛上必要不可欠である。

  • 米国海兵隊とV-22オスプレイについて、日本のマスコミの偏った情報とは無縁に、淡々と必要な情報が書かれている良書。

    東日本大震災での実例が示すように、我が国が誇る精鋭自衛隊には、残念ながら水陸両用部隊が存在しない。だから、いち早く米国海兵隊が、被災した空港、破壊された港湾に先遣隊として入り、自衛隊と協力し救難活動を行い、自衛隊本隊を向かいいれた。

    日本のような島嶼国家にとって、国土を防衛するためには、海、空両用で戦闘地域に上陸できる部隊は必要であり、自衛隊に不足している能力を米国海兵隊が補完する形となっている。

    その海兵隊には当然移動手段たる船舶、ヘリコプターを含む航空機が必要となるが、従来使用してきたCH-46Eシーナイトが老朽化してきたため、退役させMV22-Bオスプレイへの置き換えを行っている。

    東日本大震災で、機体に竜と書かれた海兵隊のヘリコプターの姿を写した映像を何度も目にした。そして、つい先日は同じく竜と書かれた沖縄に駐留する海兵隊のオスプレイが、フィリピン等の台風被災地で大活躍していた姿をまた目にすることとなった。
    世界初のティルトローター機であるオスプレイの開発にもあたっては、少なくない事故が発生している。しかし、今は冷戦時代、ベトナム戦争時代のように、兵士の犠牲があっても最新の武器を使い続ける時代ではない。今のアメリカ軍は、できことなら一人の(アメリカ人の)死傷者も出したくない、だから非難されても無人機による爆撃を継続しているのだ。
    偏向したマスコミが、古墳から掘り出してきたような、オスプレイ危険神話を鵜呑みにしてただ恐れるのではなく、オスプレイの有用性、安全性について正当に評価することも、正しい情報公開だと思う。

  • 20130105

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プロフィール

北村淳(きたむら・じゅん)

アメリカ海軍アドバイザー(政治社会学博士)。東京都に生まれる。東京学芸大学教育学部卒業。警視庁公安部勤務後、1989年に北米に渡る。ハワイ大学ならびにブリティッシュ・コロンビア大学で助手・講師等を務め、戦争発生メカニズムの研究によってブリティッシュ・コロンビア大学で政治社会学博士号を取得。専攻は戦略地政学ならびに海軍戦略論。軍隊の内部でフィールドリサーチを行う数少ない日本人で、米シンクタンクで海軍アドバイザーを務める。シアトル在住。
著書には、『アメリカ海兵隊のドクトリン』(芙蓉書房)、『米軍の見た自衛隊の実力』(宝島社)、『海兵隊とオスプレイ』(並木書房)、『巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない』(講談社+α新書)などがある。

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