- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891003883
作品紹介・あらすじ
CMMIレベル3検証プロセスエリア「ピアレビュー」。ピアレビューとは、同僚同士(peer)による技術的視点に立ったレビューのこと。近年のCMM/CMMIの広がりとともに注目度が急激に上がっています。品質の高いソフトウェアを開発するためには、早期のチェックによってミスを発見し、欠陥を回避することが不可欠です。そのためのレビューの重要性はたいへん高いものの、レビューの種類やはたらきをきちんと理解し実践している人は意外に少ないようです。本書は、プロジェクトチームの中でピアレビューを効果的に機能させるためのさまざまな方法を、実践的にわかりやすく紹介します。
感想・レビュー・書評
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読むのに疲れる。ある程度賛同できるが、私はお勧めしない。こんな方法でソフト開発したら、開発費の重さで組織がつぶれます。従って、非常に高い付加価値を請求できるようなソフトか、人命にかかわるソフトを開発しているエンジニア諸氏にお勧めします。
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今更ながら読了。
レビューについて、最も公式な手法であるインスペクションをメインに解説している。ここでいう公式とは formal であって「形式・規則に則った」くらいがよりイメージしやすいだろう。ただし実践こそが大事である、というのは何度も強調してある。formal である、という視点からは、計画と計測、作成者以外の読み手・モデレータ辺りが重要だろうか。
レビューの重要性は痛感しているものの、公式プロセスとしては形骸化してしまったものしかない(よりスコープが狭い開発に対してのもので大規模に拡大した現状にはそぐわない)こと、また、時間的制約が厳しすぎることもあって実践は難しい。一度痛い目を見るしかないのかもしれない。 -
あとでまた読む。
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インスペクションについて詳しく記載されている。
何に着目してレビューを実施するのか などの実践的部分があれば良かったと思う。 -
ピアレビューとは「同僚による査読」であり、品質向上のためのツールのひとつ。この本はタイトル通りこの「ピアレビュー」をテーマにした1冊。その中でも「インスペクション」と呼ばれる公式レビューについての解説が厚い(第4章〜第9章)。公式レビューは、概要説明、準備、インスペクションミーティング、修正、フォローアップという5段階を踏み、モデレータや記録者、読み手という役割が必要となるが、それに見合う欠陥検出効果が見込めるという。実際には、プロジェクト計画において品質目標、規模などを考慮して公式レビューを取り入れるのかどうかを見極めることになるので、必ずしも公式レビューである必要はない。とはいえ、こういう手法を知っておくのはいいことだ。
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まだ読んでいない。