『鈴木敏文の経営言行録』すべての経営者に“気づき"と“感動"を与える
- 日本経営合理化協会出版局 (2019年12月31日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891014407
感想・レビュー・書評
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日本初のコンビニエンスストアを創設し、長年、セブン&アイグループの経営を担ってきた鈴木敏文氏。そんな氏の膨大な言行の中から、経営に関する名言を選り抜き、紹介した書籍。
鈴木氏は、経営において「変化への対応と基本の徹底」というスローガンを掲げ、その実践のために何をすべきかを自分の言葉で社員らに語った。それは、例えば次のようなもの。
・経営に集団指導体制はありえない。必要なのはボトムアップではなく、リーダーシップである。
・一人ひとりの非合理な動きの積み重なりがマクロ経済であり、それが理屈どおり動くと考えるほうが不思議だ。
・「お客様のために」ではなく「お客様の立場で」考える。
・判断の尺度を「会社」に置くのではなく「お客様」に合わせると、「よい」か「悪い」かの判断に迷わない。
・「あるべき姿」をひたすら追求する。
・「新しいもの」は、今あるものを結びつけることで生まれる。
・お客様は買うべき価値があると納得できる理由を求め、自分の選択を正当化したい。
・仮説づくりは、「どうしてなのか」と疑問を発するところから始まる。
・「仮説と検証」により初めて「お客様に聴く」ことができる。
・商品を提供するときに忘れてはならないのは、お客様に対して「選ぶ理由」を提供できているかどうか。
・世間の情報を鵜呑みにし、「本当のようなウソ」に騙されてはいけない。
・AIの時代になっても、「仮説」を立てるのは人間の役割。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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