手入れ文化と日本

著者 :
  • 白日社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891731069

作品紹介・あらすじ

福沢諭吉の時代から、近代日本は、親が育ったようには子どもを育ててこなかった。このような教育の"自転車操業"を、我々は「進歩」と呼んだ。では、いったい何が進歩だったのか?好評・養老孟司講演集の第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「ああすればこうなる」という思想に変わったのが都市かである。
    生老病死は人間がコントロールできないっもので都市化が進む中、生活から遠ざけてきた。日本は自然と都市の間に手入れ文化で独特の里山を形成してきた。戦後社会がまっしぐらにすすむ都市化の中、生じている環境問題等の解決には手入れ思想の復活が今後必要とされる。

  • 言葉や死、認識など、文化人類学の時に出てきたような話題がとても多く楽しめた。講演集なので、話題が重なっているものも少しある。
    面白かったのは、農民のアイデンティティーの半分は土地にあるというもの。だから名字がなくても平気、そして強い。
    都市と言うのは土地のかわりにイデオロギーを持たないとアイデンティティーがない。だから都市宗教みたいなものが生まれてくる、など。

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