ミハイル・バフチン全著作 第7巻

  • 水声社
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  • Amazon.co.jp ・本 (950ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891766283

作品紹介・あらすじ

厳粛なる恐怖や権威主義に対峙し、さかしまの世を到来させるカーニヴァル的な"笑い"。ラブレー文学に住まう陽気でグロテスクな民衆とそのイメージを斬新に読み解き、中世・ルネサンス文化の新たなる世界像を打ち立てた、著者の小説論の集大成にして彼の名を世に知らしめた代表作、待望の新訳決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 分厚く重いので必死になって読了した。著者の碩学ぶりに感動すら覚える。カーニヴァル論は広汎な知識の上に成立しているんだと納得。そこかしこに散見されるマルクス=エンゲルスの引用が時代を感じさせる。解説で本作の出版経緯を知り旧ソ連の体制下でこの本が出版できたのは奇跡に近いと感じ、同時に闇に消されたものも多かったんだろうな、と暗澹とした気分になった。

  • [ 内容 ]
    厳粛なる恐怖や権威主義に対峙し、さかしまの世を到来させるカーニヴァル的な“笑い”。
    ラブレー文学に住まう陽気でグロテスクな民衆とそのイメージを斬新に読み解き、中世・ルネサンス文化の新たなる世界像を打ち立てた、著者の小説論の集大成にして彼の名を世に知らしめた代表作、待望の新訳決定版。

    [ 目次 ]
    フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化(問題設定;笑いの歴史におけるラブレー;ラブレーの小説における広場の言葉;ラブレーの小説における民衆的な祝祭形式とその形象;ラブレーにおける饗宴の形象;ラブレーにおけるグロテスクな身体像とその源泉;ラブレーの小説における物質的・身体的下部の諸形象;ラブレーの形象と同時代の現実)
    “ラブレー”の増補・改訂

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