ロリア侯爵夫人の失踪 (フィクションのエル・ドラード)

制作 : Jos´e Donoso  寺尾 隆吉 
  • 水声社 (2015年7月1日発売)
3.75
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891769574

作品紹介・あらすじ

外交官の娘としてマドリードに来たブランカ・アリアスは、若くしてロリア侯爵と結婚する。若さ、富、美貌、すべてを備えた侯爵夫人に唯一欠けていたのは、夫との"愛の達成"だった。未亡人となりながらも快楽を追求し続け、さまざまな男性を経験するブランカにおとずれるものとは…!?軽妙なタッチで人間の際限ない性欲を捉え、その秘められた破壊的魔力を艶やかながらもどこか歪に描き出す、ドノソ的官能小説!!

ロリア侯爵夫人の失踪 (フィクションのエル・ドラード)の感想・レビュー・書評

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  • エロチックな中篇。暴力的な犬の存在が強い印象を残す。

  • 中編。佳作。艶笑。
    バタイユの小説ほどに沈着な思索はない、
    バルガス・リョサ「継母礼讃」ほどに美学的ではない、
    ドノソのポルノはただただ品がなく下卑ていてグロテスクな笑いがある。
    新婦とのアイコンタクトでチョイ悪オヤジのアルマンサが若夫婦の公然ペッティグを窃視するとか、笑いすぎて失禁したブランカに見せつけるようにアルチバルドが尿を啜って髭を濡らすとか、笑わずにはいられない。
    ただのポルノかと思いきや、精悍な犬のルナに生活が荒らされるところから(言及されずとも)ブランカは未亡人生活から精神的にも踏み外していた。
    まったく煙のように消えてしまい、説明もない、鮮やかな幕切れで、サスペンドされる。

  • セ・ドノソの第6長編。分量的には中編と言った方がいいか。
    どちらかというと気軽な読み物といった性格の強い小品で、先頃、邦訳が出た『別荘』や、代表作と言われる『夜のみだらな鳥』とはまったく趣が異なっている。
    『訳者あとがき』にもある通り、性衝動がテーマのひとつなので、作中には色っぽいシーンも頻出するが、そこには空虚感もつきまとうのが特徴だろうか。

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