小酒井不木: 幻想有理の探偵劇 (叢書新青年)

著者 :
  • 博文館新社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891779436

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 横溝が新青年編集長だった時代に、不木の結成した長編合作組合『耽奇社』のための「探偵作家座談会」が面白い。メンバーが横溝正史、江戸川乱歩他6名なのだが、各作家の性格というか探偵小説創作に対するスタンスが読み取れるのが興味深いし、当時、リアルタムで彼らがどんなものを読み、どんな感想を持っていたのか、各自の口で語られるのがこれまた楽しい。
    その他、単行本未収録の小説を収録、小酒井不木論、年譜まで入ってて、これはかなりオトクに楽しめた本でした。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

推理小説作家。東京大学医学部卒、医学博士。1890-1929.医学的・心理学的知見を駆使した作風で屹立。代表作に、「痴人の復讐」「恋愛曲線」「闘争」など。

「2017年 『疑問の黒枠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小酒井不木の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×