- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891948146
作品紹介・あらすじ
"知の巨人"松岡正剛と、"現代のフェロノサ"エバレット・ブラウン、ふたりが照らしだす本当の日本の豊かさ。
感想・レビュー・書評
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「日本力」は、編集者の松岡正剛さんとフォトジャーナリストのエバレット・ブラウンの対談集。ブラウンさんの写真を交えた2人の語り合いから、日本人と日本の豊かさをあぶりだしていきます。
宮本亜門さんが惹かれたのは、この本が教える日本の多様性です。
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GUEST 110/宮本亜門:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2014/01/post157111.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
異人さんにつられて見る日本(松岡正剛)
第1章 日本人が今、置かれた場所
第2章 日本のファッション、デザイン
第3章 日本の遊び
第4章 日本の職人
第5章 日本のセレンディピティ
第6章 日本の異人
第7章 日本の宗教
第8章 日本を見つける
日本のつくり方(エバレット・ブラウン) -
帯表
伝統的前衛力×前衛的伝統力
いま私たちに最も必要な「日本」
日本人とはいったい何なのか?
“知の巨人”松岡正剛と、
“現代のフェノロサ”エバレット・ブラウン
ふたりが照らしだす本当の日本の豊かさ
帯背
日本とは知恵の事なり山桜
帯裏
松岡正剛
いったん廃れたかに見えた日本力は、どっこい、いろいろなところに残っていた。
方言にも、アスリートにも、職人の手技にも、食の文化にも、各地の祭りにも、芸能界にも、お酒の味にも・・・。
日本にはまだ江戸も明治も残響していたのだ。
-本文「異人さんにつれられて見る日本」より
エバレット・ブラウン
かつての日本-
江戸時代や明治の初期の日本では、生活そのものが芸術でした。
「文化は永遠の川のように流れている。
ある時代には地下水として流れ、数世代後には、また地上にわきあがったりする」
日本の若い人たちは、いまこそ、地上に出てくる湧き水を求めているように思えます。
-本文「日本人のつくり方」より -
生ぬるく、日本のここがいい!みたいなことを力説するのではなく、日本を批判的に見ていく上でいいと思う。日本を深掘りしていく上での導入本として最適。個人的に気になったトピックは「若者がシンプルを求めるばかりになってしまい、日本の文化が衰退していること」「日本の宗教観」といったところです!深掘りに他の本を読まねば!
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松岡正剛が日本人の技術低下を語る時、日本のポップミュージックを例に話すのだが、そこに「一部のヒップホップを除いて」と入れていて、本当にこの当時、「一部のヒップホップ」といって日本語ラップを評価してくれるこの年代の人間なんて、本当に数人だし、感動的ですらある。社会学者やなんかわけわからない知識人がラッパーを持ち上げる前に、松岡正剛が気付いているというのは本当に面白いと思う。あと、エバレットの言う、染織の島村洋子って誰なんだろう。検索しても出てこない……。
日本がいつダメになったか、を、二人とも「明治初期に氏神がなくなったときだ」と述べていて、それがこの本の結論だろう。 -
日本人の技術、文化、気質を日本に住んで20年以上のエバレット・ブラウンという方と著者の松岡正剛さんが対談する本。
昔の日本人が豊かに楽しんでいたもので、現在の生活から消えてしまったもの、実は残っているもの、外国の方から指摘されるのが面白い。 -
日本再生へのヒントがつまった一冊
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対談て、浅い所を漂っちゃう事が多いのに、
深く、深く、語り合えてるのが印象的だった。
日本を日本たらしめているモノは何なのか。
とっぷり浸かっていると見えなかったりするのだけれど、
だから、優秀なガイジンのナビがあると、とっても解りやすかったりするのだけれど、
今、日本人が居なくなってしまった現代。
もう1度掘り起こすチャンスなのかもしれない…と思ったりした。
何かの家元が「子供に無理矢理継がせるつもりはない。」と。
自分の家は1000年も続いた家系だから、例え子供が継がなかったとしても
何代か後に、ひょこっと、この世界に戻ってくる子孫が必ず出ます。
…って、そんな事を話してたのを思い出した。
地下に潜った水脈は見えないだけで、ちゃんと流れてる。
途切れたかに見えても、ちゃんと繋がってる。
大丈夫。
そう、思った。 -
よくこんなに
しやべれるなあと
おもいました -
日本のことをもっと知りたくなる本