- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892190957
感想・レビュー・書評
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地獄の世界を描いた江戸時代の絵図である。
幼小のころにこの絵を見ると悪いことをしなくなり、自殺予防にもなると新聞の書評にあった。
世の中に怖いものがないと人間は舞い上がってしまう。それを戒める意味で本書は最適だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今話題みたいで買ってみた。
大人が見ても,気持ち悪い絵が目に飛び込んでくる。
海外では宗教が規範意識を担っている部分を,日本ではこういった形で伝えられたのかなと考えると面白い。 -
光と闇。極楽と地獄。そして生と死。
私たちは、その両面を常に感じて生きなければいけないと思う。
たとえ子どもであろうと。
そうでなければ、生きていることの本当のありがたさはわからないから。
ショッキングな地獄のシーンが次々と続いたあとに
すっくと立ち現れる地蔵菩薩の姿は、尊く美しい。
こどもたちよ、いのちをそまつにするな!
無間地獄(むげんじごく)はおそろしい。
だが、もっともっと、いたましい地獄があった。
さいの河原じゃ。
将来、孫ができたら、是非とも読み聞かせたい絵本。 -
小学校1年生の子どもが借りてきた本。
鬼、龍、神様などが好きな子どもです。
地獄のことも興味があったと思います。
怖がってはいません。こういうことをした人はこういう地獄へ行くというのが興味深いようです。
龍とお釈迦様の絵が好きだそうです。 -
素敵。地獄だわ。子供向け……なのか?
と思ってしまうくらい地獄。
こーいうの好きだけど、子供に見せるのはちょっととも思ってしまう。
中には小学2年生の感想も(カバーに)書かれていて、「しんだらやだなぁとおもった」と書かれていた。
書いた人の思惑としては「子供たちに死の怖さを教えたい」らしい。
地獄の怖さよりも、もっと具体的な『死』の方が大切なのでは?と思った。
例えば、車から落ちたら死ぬ。電車にはねられたら死ぬ。高層階から落ちたら死ぬ。みたいな。
『死ぬことは怖い』けれども、「どうやったら死ぬのか分からない」子供の方が怖い。実際、高層階から落ちてなくなる子供は増えているらしいし。
……ちょっと考えてしまったのは、『人は死んだら地獄に行く』のだから、「嫌な奴を地獄に送って復讐したい」みたいな……変な方向に考える子供はいないのかなーと。
個人的には、絵本の絵と話はとても好みで癒されるのだけれども、中に作者の考えが書かれていて、その部分は萎えた。絵と話だけでいいんだけどな。
くどい説教付き絵本とか、いらないんだけどな……と思ってしまった。
小さな子どもによってはただの『トラウマ本』になるので、これを与えて『死の怖さを感じさせる』というのは、違うなと思う。怖いのはこれで子供を脅そうとする大人の方だという自覚も必要な本。 -
別冊太陽『こわい絵本』選書
千葉・旧安房郡延命寺に所蔵される絵巻、秘蔵地獄絵巻。
この本が子供向けに仕立てあげられた意図は、”「死のこわさ」の学習のため”とある。脅しとしつけの絵本ではある(どういう意図でわたしがこれを子どもに見せることはないだろう。でも、絵巻物に大人として興味があるので登録。また、世の中にはどういう絵本があるのかを知っておきたいため登録している。ティーンズや、こわいもの好きな子など、子によっては見せてもいいかもしれない。まずは自分で見てみよう。)
「からだを切り刻まれ、口から血を吐く人。逃げ回る人をおいかけるおそろしい形相の鬼。なます地獄に釜茹で地獄、火あぶり地獄に貼り地獄。真っ赤な顔の閻魔さま。地獄は恐ろしいぞ。 この本は、生き返ることを許された語り手が、閻魔王に地獄を見せられる。もとの世に戻った時、地獄がどれだけ怖いところかを皆に聞かせるために。語り手が見た、地獄の世界。」 -
小学2年生の時、担任が読み聞かせてくれた。
今でも鮮明に覚えてる。
恐ろしさと命の大切さ。
もちろん、夜は布団で泣きました!
それでも担任の先生に感謝している。
子供が生まれたらの本棚に置いておこう。
命の大切さを伝えるのは美しさだけじゃない。 -
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素直に読みたい