日本語を育てる: 大村はまの日本語教室

著者 :
  • 風濤社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892192159

作品紹介・あらすじ

教育がないがしろにしてきた「聞くこと・話すこと」そして「読むこと」「書くこと」-50年間、現場に立ちつづけた著者の日本語を育てる知恵と工夫を満載。

感想・レビュー・書評

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  • 国語教師として読み始めました。
    授業をするにあたってのヒントになるのではと思ったのですが、ヒントどころか、そのまま使えそうなアイデアばかりです。

    ことばに対して、子どもの言葉遣いに対して、深い洞察にあふれています。
    教師や子どもばかりではなく、日ごろことばに対して意識の低い人にも読んでほしい・・・そんな本です。

    ほんの少し言い方が違うだけで、ことばはその彩を変えてしまう。
    けれども、言葉遣いそのものに細かい心配りをしよう、そんな意識が薄れていっていると思います。

    私自身、ことばを使う一人の日本人として、日本語の美しさや奥深さ、しくみを、実はよく知らないのではないかと感じさせられました。
    大村さんのように、生涯ことばをはぐくむという姿勢で生きていきたいと思います。

  • はま先生の「ことば」に対する思いが、実際の生徒指導の経験をそえて語られています。
    いわゆる「日本語教室」的レクチャーはなくて、むしろ教師としての「ことば」への誠実さとか向き合うことの覚悟とか、そちらを培うことをねらいとする本であるように思います。

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