幻獣標本箱

著者 :
  • 風濤社
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本棚登録 : 82
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892193453

感想・レビュー・書評

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  •  ツイッターのTLに流れてきて、面白そうだったのでとりあえず購入。そしてあたりだった。

    「秘密の動物誌」「平行植物」「鼻行類」などが好きという人は、購入しておくべき一冊。
     タイトルの通り、「世界各地で採集された」、幻想生物たちの乾燥標本の写真集である。欲を言えば大きさも明記しておいてほしかったけれど……。

    「哺乳類」「爬虫類」「竜族」、と、学名と特徴、それぞれの個体に対する見解を述べつつ、時にP82の「浜鮎」のようなはずしをいれてくれるところがたまらない。
     個人的には、これまでこの手の幻想博物誌でとりあげられることの少なかった「植物・菌類」の項目が充実していることに拍手を送りたい。

  • 悪魔や妖精、竜など、『幻獣』のミイラ及び骨格標本集。
    真面目(?)に項目や学名を併記しているところが面白い。
    ただ、ミイラに関しては「ありえるかも」と思える現実感を持っているが、骨格標本はちょいと玩具っぽいような。

  • 好奇心で手に取ったものの…
    アートと言えばそうなのだろうが、元の生物が何であれ死体を改造することに、段々と複雑な気持ちが湧いてきた。

  • 悪魔とかフェアリーとかドラゴン、キノコなんかのミイラ。

    魚類とかキノコ系は調べるといそう。

  • 想像していたより悪趣味度は低かったですが、脳内空想旅行にぴったりの一貫した世界観。その世界観の中でイメージが進化する「人憑茸」が一番のお気に入り。

  • ★★★★★
    四類で(笑)
    ホネホネたんけんたいの横に配架したい(゜▽゜)
    幻獣たちの骨格、ミイラ状になったものの写真と解説。
    (まっきー)

  • 本当にいた?いない?幻獣たちの採集箱。今回は人の心から飛び出した、「悪魔」たちの標本も採集されていますが、恐ろしいような笑っちゃうような。手元に一つでも置いてきたいロマンたちです。

  • マンドレイクやドラゴンに、物凄くわくわくした。魚類が思ったよりも多かった。妄想が膨らむ、膨らむ。

    欲を言えば、東洋の龍が、もう少しあったら良かったなぁ……

  • かなり好みです。

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著者プロフィール

1970年兵庫県生まれ。1995年筑波大学大学院修士課程芸術研究課修了。1999年まで版画を制作していたが、その後、標本作品に転じる。「幻獣標本博物館──江本創の不思議な世界」展(高知県立美術館、2011年)ほか、青木画廊を中心に個展を開催。著書に『幻獣標本採集誌』『幻獣標本箱』『幻獣博物記』(風濤社)。

「2016年 『幻獣大発見!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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