トゥートとパドルクリスマスはきみといっしょに

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 97
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784892385827

感想・レビュー・書評

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  •  クリスマス絵本特集、その1。

     表紙のツリーの飾りが銀色にキラキラと光り輝く作りに、如何にもなクリスマスの特別感があって、気分を盛り上げてくれる。

     本書は、『トゥートとパドル』シリーズらしいが、初めて読む私でも、そこは全く気にならずに楽しめて、一応調べてみたけれど何作目かは分からなかった(少なくとも一作目で無いことだけは確か)。

     二人の愛嬌あるこぶた、トゥートとパドルは正反対だけど仲良しとのことで、今回の物語は、アメリカに住むパドルの元に、スコットランドに来ているトゥートから「クリスマスには帰るよ」と、手紙が届くところから始まり、その手書き風のデザインから感じさせる温かみは、そのまま、ホリー・ホビーの素朴な愛らしい絵とも繋がっているように感じられて、また、文章と共に伝える絵と、絵だけで伝える描写の使い分けも、展開の仕方にメリハリがあって良いと思う。

     その手紙を見て、慌ただしく準備をしながらも、とても嬉しそうなパドルの、その飾り付けられた部屋の暖かさと、家に向かう途中の凍えそうな吹雪に見舞われたトゥートの寒々しさとの対照性に心を打たれるのは、待っている人がどれだけ楽しみにしているのかなという気持ちと、中々来ないな、何かあったのかなと心配する気持ちの、そのどちらの立場にも共感できるものがあるからだと思い、ああ、そのあまりの寒さに、トゥートの体力も最早限界かと思ったら・・・。

     その近代的なお洒落なデザインも印象的な中、彼にもたらしてくれた奇跡には、きっと遠い地のペグおばあちゃんの、くるみに託した祈りの力も伝わったのであろう、家族の絆の素晴らしさを実感させられた物語には、クリスマスの一つの良さも感じられると共に、タイトルの言葉もストレートにグッとくるものがあり、読み手にとっては、表紙のように二人は出会えるのかな? といった、そんなドキドキ感も味わえる絵本(2001年)です。

  • 図書館。年少娘、サンタさんの絵本を借りたいと探すも見当たらず、図書館員さんに聞いてみる。12月のクリスマスコーナーを作るために、裏に集められていたみたい。集められた本棚から選んで良いと言われ、緊張しながら選んでいた。図書館員さんに「サンタさんの本はどこですか」と、初めて自分で聞いた。2019/11/26火

  • クリスマスを一緒に過ごしたいトゥートとパドルだけど・・・。
    絵は可愛くていい感じ。
    (読んだ時期:4歳4ヶ月)

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