鈴木いづみコレクション〈2〉 短編小説集 あたしは天使じゃない

著者 :
  • 文遊社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892570230

作品紹介・あらすじ

狂気漂う長い夜を彷徨する少年少女たちを描いた短編小説集。初の単行本化作品5点収録。 解説/伊佐山ひろ子

感想・レビュー・書評

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  • 『夜の終わりに』、『声のない日々』、『悲しき願い』、『渇きの海』、『血いろの太陽』、『九月の子供たち』、『歩く人』、『郷愁の60年代グラフティ 勝手にしやがれ!』、『なつ子』の9篇を収録した短編集。痛みも罪悪感も幸福も絶望も感じない少年少女、男と女が破滅に向かって彷徨う。『血いろの太陽』は今まで読んだ鈴木いづみの小説で一番良かった。快楽と暴力と精液と小便の臭い。破滅に向かう男女を描かれている。主格が「私」の男性一人称で書かれた小説はこの小説だけだと思う。

  • 2007

  • 痛い!ほんとに痛い!
    何がどう痛いのかは読めばわかる。とにかく時代そのもの、若者丸写し、いつの時代も思春期は同じだね。さらっと書かれてる一文にすごいことが書いてある。

  • 普通の短編小説より、3巻4巻のSFの方が鈴木いづみっぽいと思う。でもこれ読んだとき、読み終わりたくないな、って思った。

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著者プロフィール

ISS 及び日本コンベンションサービスの会議通訳者として稼働後、1978年に渡米。ミシガン州にて1984年、鈴木・マイヤーズ&アソシエーツ㈱を設立。1989年、アメリカ翻訳者協会(American Translators Association : ATA)に加入後、日英両方向の認定翻訳者となり、日本語部門長、理事、翻訳認定試験審査委員などを歴任。現在は認定委員会委員及び通訳方針諮問委員会委員(Interpreting Policy Advisory Committee)を務める。1991年に創立されたミシガン翻訳者通訳者ネットワーク(Michigan Translators/Interpreters Network:MiTiN)の発起人の一人で、長年会長を務めた後、現在は理事会アドバイザー。2003年、カリフォルニア州にて日英の認定法廷通訳人の資格取得。全国司法通訳者翻訳者協会(National Association of Judiciary Interpreters and Translators : NAJIT)会員。

「2016年 『裁判員裁判時代の法廷通訳人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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