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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784892712920
みんなの感想まとめ
多様なエッセイと書評から成るこの作品は、著者の豊かな経験と思索が詰まっています。88歳という年齢にもかかわらず、その文章は衰えを感じさせず、深い洞察力とユーモアを持っています。特に、過去の知人との思い...
感想・レビュー・書評
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2018年刊。24篇のエッセイ+11篇の書評からなる。88歳、クオリティはまったく衰えていない。
以下はマイベストスリー。たまたま、どれも頭に「ある」が付いている。
「ある講演会」。かつて、在米の作家・米谷ふみ子の『けったいなアメリカ人』を週刊誌で紹介したら、すぐに航空便で礼状が届いた。その後は、出たばかりの著書も送られてくる。ある日、京都新聞の文化欄を見ていたら、彼女の講演会が立命館の衣笠キャンパスで開催されるという。衣笠は自宅から40分、山田稔は勇んで出かけてゆくのだが……。
「ある祝電」。多田道太郎の一人娘、多田謡子、小さい頃から知っていた。大学に入って来た時のこと、結婚のこと、弁護士になったこと、そして39歳で逝ってしまったことが書かれている。
「ある文学教育」。仏文の学生はバルザックを敬遠する。なにせ作品量が膨大、それに鈍重で野暮という印象。先生の生島遼一が勉強会を開いて、その食わず嫌いを治してくれる(バルザックはおもしろい!)。エッセイはクロード・シャブロルの映画『いとこ同志』のワンシーンで始まる。それをバルザックにつなげるところが憎い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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