こないだ

  • 編集工房ノア (2018年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784892712920

みんなの感想まとめ

多様なエッセイと書評から成るこの作品は、著者の豊かな経験と思索が詰まっています。88歳という年齢にもかかわらず、その文章は衰えを感じさせず、深い洞察力とユーモアを持っています。特に、過去の知人との思い...

感想・レビュー・書評

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  • 2018年刊。24篇のエッセイ+11篇の書評からなる。88歳、クオリティはまったく衰えていない。
    以下はマイベストスリー。たまたま、どれも頭に「ある」が付いている。
    「ある講演会」。かつて、在米の作家・米谷ふみ子の『けったいなアメリカ人』を週刊誌で紹介したら、すぐに航空便で礼状が届いた。その後は、出たばかりの著書も送られてくる。ある日、京都新聞の文化欄を見ていたら、彼女の講演会が立命館の衣笠キャンパスで開催されるという。衣笠は自宅から40分、山田稔は勇んで出かけてゆくのだが……。
    「ある祝電」。多田道太郎の一人娘、多田謡子、小さい頃から知っていた。大学に入って来た時のこと、結婚のこと、弁護士になったこと、そして39歳で逝ってしまったことが書かれている。
    「ある文学教育」。仏文の学生はバルザックを敬遠する。なにせ作品量が膨大、それに鈍重で野暮という印象。先生の生島遼一が勉強会を開いて、その食わず嫌いを治してくれる(バルザックはおもしろい!)。エッセイはクロード・シャブロルの映画『いとこ同志』のワンシーンで始まる。それをバルザックにつなげるところが憎い。

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著者プロフィール

1960年、長野県生まれ。日刊ゲンダイ編集部長などを経て独立。編集工房レーヴ代表。
東洋経済オンラインなどに経済、社会、地方関連の記事を執筆。信州育ちもあり、30代から山の世界にはまり、月に3回は山歩きを楽しむ。山の著書多数。

「2022年 『60歳からの山と温泉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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