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- / ISBN・EAN: 9784892740022
感想・レビュー・書評
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臆病者は、困るわねー
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ねずみのシオドアはとかげと亀とカエルと4匹で仲良く暮らしていた。
でもシオドアよりも他の3匹の方が出来ることが多い。
あるとき、シオドアは天敵から逃げる途中で青いきのこのカサの下に逃げる。
そのきのこはクィプルと鳴くふしぎなきのこだった。
そこでシオドアはいいことを思い付いた。
自分はこのものいうふしぎなきのこの言うことが分かる。
このきのこは「生き物の中でねずみが一番えらい生き物だ」と言っている、と言う。
そうしてみんなから崇められたシオドアは亀の背中に乗って移動したりしていた。
あるときあの青いきのこがたくさん生えている谷に出た。
青いきのこの言葉を何か言わなくてはと思うシオドアだけれど、何も出てこない。
そこでみんなはシオドアが騙していたことに気がつく。
シオドアは一目散に森の中へ逃げてしまい、それ以来シオドアの姿を見たものはいない。
レオ・レオニの本にはこんな本もあったのか。
アレキサンダとフレデリックしか知らなかった。 -
立ち読み。なにより絵がいい。こんな話をわざわざ絵本にするところも面白い。
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誰にでも、ココロのどこかで、「つよさ」とか「えらさ」への憧れってあるのかな。
シオドアの気持ちがなんだかわかる。大人はみんなシオドアな部分を持ってるんじゃないの? -
レオ=レオニの作品で、谷川俊太郎さんが訳されています。
私が読む分にはいいお話なのですが・・。
まだ自分の子供たちには知ってほしくないような言葉が書いてありました。 -
レオ・レオニらしい絵と谷川俊太郎らしい文章がマッチしたお話です。