自立心と脳力伸ばす 親も楽しむ後ラク子育て―教えず・怒らず・とことん考える母学のすすめ
- ハート出版 (2014年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892959868
作品紹介・あらすじ
自己肯定感の高い子に育つ魔法の言葉と、夢をかなえる4つの力とは?編み出し実践した著者自身が効果に驚いた、詰め込みでもゆとりでもない、手間ひまかけて好奇心を刺激する育児法。教えず・怒らず・トコトン考える母学のススメ。
感想・レビュー・書評
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子育て世代におススメ。子どもが台所でのお手伝いをしたがるので、「自分がやったほうが早いのに。。。」という気持ちをぐっとこらえて、お料理男子にになるよう仕込んでいます。何年先になるか分かりませんが。。。
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子どもの人生がよりよいものに!
その想いが強すぎるときっと方向性を失ってしまう。
子どもの将来を良くするために
自分の今の見栄は捨てる…
「氷山の一角」に固執せず
”その子がとことん満足しているかどうか”
”失敗は成功のための準備”
”将来への投資”と思い、親が心を落ち着かせる。
人に言われて恥ずかしいのは、ほんのわずか。
子育てに苦しくなった時、また読み返したいと思いました。 -
【子育て・教育】親も楽しむ後ラク子育て/河村京子/20160617(77/503)<255/45572>
◆きっかけ
・同著者の本より
◆感想
・前著、【子育て・教育】子育てが変わる親の心得37/菅原裕子/20160617(76/502)<213/45217>でも「自己肯定感」を唱えていたが、本著も同様。その自己肯定感のヒントになるのが、人生は楽しいと思わせること(親が実践すべき)、とことんやらせること、氷山の水面下を見る、ということ。子育てのパラドックスのように、あれもこれもやり、こなすだけで終わっていると、じっくり子供を観察して水面下を見るなんて出来ない。やはり厳選は必要か。
◆引用
・子育ての究極の目標:自己肯定感の高い子供にする。
・3つの子育ての軸
-人生は楽しい。生産の楽しさを知っている子は勉強も仕事も前向きに頑張れる。⇔消費の楽しさ(お金や他人の力を消費する受け身の楽しさ)
-トコトンやらせること
-氷山の水面下を見る。水面下には、好奇心、想像力、創造力、集中力が隠れている。
・自立して夢を叶える子供になるために
-先考力
-広考力
-深考力
-体脳力
・先考力
ー失敗経験が大切。3つの手伝いを一度に頼む。例)お花に水やって、新聞とってきて、お米といで。段取りが出来るようになる。=>先考力。まず親が子供を先考力で子供の行動を見ること。
ー絵本の読み聞かせの本当の目的:子供が絵本の世界に没頭すること。子供が自分の想像力を存分に使い、絵本の世界を旅することができたら、子供の世界は広がる。
ー判断は子供に任せる。例)傘を持ってく、持っていかない。子供に失敗させたくないという親の行為が、子供の判断力や先を読む力を奪ってしまう。
ーおこずかい:①貯金用、②何かおおきなものを買うための積み立て用、③好きなものをかっても言いお金の3つに分けて管理させる。
ー将来、生産的な仕事をバリバリこなし、生き生き働くためには、子供のときから、生産的な生活を心がけること。消費の楽しさを覚えさせない。自分の欲しいものは自分で働いて手に入れることを学ばせる
ー先考力があれば、今だけの楽しみではなく、未来の楽しみのために、今頑張る気持が強くなる。
・広考力
-いくつかの選択肢の中から選ぶ訓練をしていると、自分に必要なものを選び取る力がつく
・自分の感情だけで子供を振り回さない。あくまで子供のためになるかどうかがキー。
・キッチン手伝いは、多くのことが学べる。道具も使うので、手先が器用になる。手順や段取りを覚える。
・あえて不便さを味わせる。自分の頭を使うようになる。
・深考力
-教えない教育方針。深考力を育てる。公式を覚えさせない。公式が出来上がる過程を考えて、理解する。遊びを通して、自分で経験して、経験から考えさせるようにする。考える歓びを手に入れさせる。教える・教えないの線引きは、知識か思考か。これなに?=>林檎よ。OK、どんな味?どうやってなってるの?=>考えさせる
・人間は広から言われたことは聞きたくないが、自分で決めたことはやり遂げる生き物。
・勉強頑張っているね。NG:勉強頑張ってね。
・勉強って楽しいね。勉強ができるってうらやましいな。
・なるべく昔の子育てを真似る。
・親にとって不都合な遊びこそ子供を成長させるのだから、怒らないように。許せる範囲を広げる。そうすると後ラク子育てにつながってく。 -
なかなかよかった!
論理的なことは納得できるし、やっぱいいね。