摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。

著者 :
  • ブックマン社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893088161

感想・レビュー・書評

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  • 遠野なぎこさんのエッセイをよんだので、
    他のも図書館で借りて読んでみた。

    摂食障害って、想像以上に壮絶な病気だった。
    歯がボロボロになって何本かセラミックにしてるとか、
    そんなところまで影響出るんだと、知らないこと多かった。 

    そんな苦しいときに周囲がかけてくれて嬉しかったことばのはなしは、あたたかいきもちになったし、
    私もそうゆう言葉かけられる人になりたいなと思った。

  • 私も摂食障害なので共感しきりでした。
    遠野さんは凄惨な過去をお持ちなのですね。
    震災の時の摂食障害事情は考えたことがなかったです。

  • 当事者からの貴重な体験談を学べた。
    不特定多数の異性との性行為について、あまり理解できていなかったが、この本を読んでほんの少しだけ行為の心理イメージができた。
    Q &Aは医療者が答えた方がいいような気がした。

  • 摂食障害について学校で学んだため、患者本人の思いを知りたいと思い読んだ。
    日本人のボディイメージによる痩せ型傾向が問題視されている現代、ダイエットのあり方について美意識についてもう一度見直すべきであると感じた。


  • 心の病というのは全部理解してもらうのは難しいと思いました。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4893088165
    ── 遠野 なぎこ《摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。
    20140404 ブックマン社》
     
    (20140630)
     

  • 摂食障害に関して、著者自身の経験や読者の意見に答える・医師の説明など交えて構成されています。

    家庭環境ー教育が厳しい 両親との関係が不和である
    社会的要因ー痩せること 美への過剰なまでの意識や広告 
    個人の性格ー完璧主義、真面目な方
    主にこの3点が摂食障害(過食・拒食症)を引き起こす要因になっています。あくまでも一つの目安として書かれています。

    以前は、個人の欠陥として偏見・差別・排除の対象となり、壮絶な歴史がありました。
    現代においてようやく当事者の声や専門家の意見が伝わるようになってきています。
    障害を持つことー健常者と異なるのではなく、本来与えられている権利を障害者が受けにくいこと。

    甘え・自己責任論 過度の期待へ答えるための重圧 人間不信など 世間・周囲の意見に押しつぶされそうになること 葛藤の中でもがき苦しむこと 
    当事者にとって自分の辛さや苦しさを理解されないほど辛いことはありません。

    ー脱線ー
    知る→興味を持つ→理解→知る 
    知らない→関心を持たない→不安や恐怖→避ける/蔑む

    相手を知り、関心を持つ。そうすることが人との共生の第一歩ではないかと思いました。

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