わたし、虐待サバイバー

著者 :
制作 : 特別対談 和田秀樹 
  • ブックマン社
4.08
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本棚登録 : 102
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893089199

作品紹介・あらすじ

「毒親に殺されないで、よかったね」・・・?ふざけるな!
義父の性的虐待、母のネグレスト、精神病院閉鎖病棟の闇・・・。トラウマは一生続くだろう。それでも、明るく笑って前に進みたい!

感想・レビュー・書評

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  • 虐待サバイバーが「大人の支援」訴える理由 母の日記に書かれた真相
    https://withnews.jp/article/f0191227001qq000000000000000W0d410101qq000020249A

    羽馬千恵の「虐待サバイバー学」入門 – 虐待や生き物に関する個人ブログ
    https://haba55survivor.com/

    大人の未来~虐待サバイバーが生きやすい社会へ~ | 虐待サバイバーのアドボカシーと相談
    https://www.advocacy-survivor-otona.com/

    わたし、虐待サバイバー - ブックマン社
    https://bookman.co.jp/book/b471551.html

  • やはり実際の経験者の話は過酷で重い。
    想像も及ばないような辛さ。
    わかる、なんていえないし、
    支えになることも難しいのでは、と感じる。

    最後の章の対談にて、
    大人への支援が必要である、と
    色々な方面、見方から述べているが、
    まさにそのとおりだな、と思いました。
    死んだら、美談、結果を責める。
    けど、生き残って頑張ってる人には何も無い。
    むしろ、大人になっていれば自己責任。
    怖いことだな、と思いました。

    ずっと支援を受けられず
    どうにかこうにか踏ん張ってるうちに
    年齢の上では大人になった。
    …そうだよな、支援、必要だよな、子どもにのときに運良く支援を受けられないと
    ずっと苦しいですね。

    当たり前に、自己責任、と使ってはいけないな、と感じました。
    この本が広く読まれるといいな、と思います。

  • 「虐待をされている子を助け出すシステムはあっても、生きのびて大人になった人に対する支援がない」という事実を、著者に気づかされた。
    これはとても重大なことだ。
    著者はすごく頭の良い人で、だからこそ自分のこれまでの環境を冷静に分析することができている。(それでも完全に乗り越えられてはいないだろうが)
    実際たくさんいるであろう「当事者」(=被虐待経験のある人)は、現実になんらかの問題を抱えていて、それを言語化して問題提起できるひとがいなかったから、この問題はこんなにも放置されているのだろう。
    この本を、たくさんの専門家が読むべきだと思う。

  • これまで読んだどの「虐待本」よりも
    勉強になりました。

    この本が優れていると感じたのは
    タイトルにもあるように
    「虐待サバイバー」つまり
    子供の頃に虐待を受けた
    大人の被虐待体験者こそ援助が必要である
    という視点でした。

    千葉県野田市で父親が心愛ちゃんを
    虐待し死亡させた事件についても触れられ
    ています。
    悲しく許せない事件ですが
    マスコミ報道や世論の意見に疑問を持つ
    著者の視点には考えさせられました。

    しかし、よく生き残ったなあ。
    読みながら、心が苦しくなって
    途中で何回もため息をつきました。

    1番凄いと思ったのは
    まだ後遺症に苦しみながらも
    過去の自分と向き合い、何よりも
    母親と向き合ったこと。

    なかなか出来ることちゃうと思う。
    それが出来たからこそこの本が書けたと
    彼女も言ってます。

    途中、母親とのLINEのやり取りが
    出てくるのですがそれを読むと彼女の
    母も苦しんできたのがわかります。

    あとは、精神科医の不甲斐なさ!
    こんなアホアホ医師の元で治療を
    受けてきた過去には同情しかないです

    巻末には精神科医の野田秀樹氏との
    対談もあります。
    それを読むと日本の現状と将来には
    絶望しか感じません・・・

    ああ、次は心が晴れる本読もうっと 笑

  • 自身の虐待体験をここまで詳細に描いたのは凄いことだと思います。著者の高い知性を感じます。貴重な当事者記録だと思います。

  • 虐待サバイバーの方が自分のこれまでと現在について、詳細に、実感を交えて書いてくださっている本です。虐待がこんなに深く人に刻まれ、ずっとその人を苦しめ続けるということが悲しく、衝撃的でした。また、虐待によって生じた愛着障害等から人間関係にも影響したり、悪い副産物が産まれ、なかなか安定した生活が送れない様子がよくわかりました。

    アメリカの児童虐待対策について最後に少し語られており、関心を持ったので調べたくなりました。

    様々な示唆に富む、考えさせられる本でした。

  • 【生きづらさの一つの形】

    子供の時に虐待にあった人が、生きづらさを抱えたまま大人になっている。
    その大人達に支援は少なく、社会的弱者や貧困者となっている。
    理解しどの様に支援するか社会の課題です。
    貧困や虐待は世代間連鎖する可能性が高いと感じる。残念ながら世の中はそれらを助長する流れになっているのではないか?
    富裕層優遇と社会的弱者が進もうとする世の中で、全ての人達が「生きていて良い」と思える世の中にする思いが更に強くなった。

  • 前半は男を取っ替え引っ替えする母親と虐待する義父達との生活、いじめを受ける学校生活について綴られていて、とても心が苦しくなった。
    虐待をメインで行っていたのは義父達だが、作中一番の屑は母親だと思う。真っ先に切り捨てるべきは母親。母親とのLINEを載せる意味がわからない。母親に謝らせることができ、今は仲良くやっていると示すことが作者様にとっては意味があるのかもしれないが。

    後半は大学進学を機に一人立ちし、自由を得てからの生活が綴られている。虐待のPTSDで何人もの人の人生を破壊していく過程が綴られている章あたりから「・・・?」と首をかしげたくなる描写が散見されるようになる。前半は被害者だったかもしれないが、後半は明らかに加害者になっている。それでいて本人はずっと被害者のつもりでいる。この本を読んで思ったことを正直に書くと、
    「文章から「私かわいそうでしょ?」という圧を強く感じるし、ひたすら「自分」「自分」「自分」ばかり(自伝なので普通なのかもしれないが)だし、本全体を通して被害者意識が強すぎるし、自分に酔ってる感がすごい。読んでて非常に疲れるし作者様個人に対する嫌悪感も感じた。作者様が仮に自分の生活圏内にいたら間違いなく距離を置くと思う。絶対に関わりたくないタイプの人間である。」

    作者様はかつて身近な年上の男女達に求めていた愛着を、この本を通じて不特定多数の読者との関わりで満たそうとしている印象を受けた。Twitterも読んでみたが、なおさらその印象を増強するようなつぶやきが多かった。
    ただ、「虐待被害者の心の動き」を知るための教科書としては非常にいいものだと思う。巻末にある精神科医との対談は一度読んでみてほしいし、あとがきもいいことが書いてある。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000167492

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