アノマロカリス解体新書

著者 :
  • ブックマン社
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本棚登録 : 52
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893089281

作品紹介・あらすじ

現在も浮動の人気を誇る古生代の人気者「アノマロカリス」。最新の研究データをもとに、まだまだ知られざるその生態を徹底解剖する。購入者特典として、アプリから「復元AR]が読者の手元に蘇る!

感想・レビュー・書評

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  • カンブリア紀の代表的な生物アノマロカリスの最新情報を解説した本。 アノマロカリスは90年代の本やテレビ番組で人気になった生物だが、この20年間で研究が進み、その姿が少しづつ変わってきた。前半はこれまでの発掘経緯、アノマロカリスの全体像が判明するまでのストーリーが中心で、後半は90年代以降の研究成果の紹介、類縁種の発見等によりこの種の分類が焦点になっている。現時点の最新研究の成果だが、確定したものではなく今後の研究で変更される可能性もあるという。
    自分も90年代に、グールドの本を読んでこの生物の存在を知った。カンブリア紀の古生物の面白さを教えてくれて、化石集めに熱中した時期があった。その後、暫く古生物の話題から離れているうちに、当時とは違う説が出てきたり、色々変化があったらしい。
    この本では多くの生物が紹介されているけれど、名前が全く覚えられない。
    生物の進化研究の本を読んで、自分の退化を感じた。

  • メディアのカウンターにいるエビのような?イカのような??生きもの、わかりますか?あれが 5億年くらい前のカンブリア紀に王者として君臨した、水中にいた生きものアノマロカリスです。アノマロカリスがどのように発見されて、その姿や生態が解明されていったのか、めちゃくちゃくわしく書かれているアノマロ入門書をおすすめします。古代生物の仲間たちも紹介されています

  • 2020年8月新着図書

  • この本は、アノマロカリス好きの必読本と言える。

    高校生の頃に見たアノマロカリスに一目惚れして、それからはアノマロカリス好きだと色んな人に話した。この本は、そんな私にピッタリの本だった。今のアノマロカリスに行き着くまで、様々な過程を踏んできたことやカンブリア紀の仲間たちの紹介もあり、大変勉強になった。

    捕食シーンを再現したARも、良かった。
    早速 アプリを入れ、様々な場所で写真を撮った。

    本の中で紹介されているカンブリ屋さんは、私も好きなサークルだ。
    花札も、以前購入したことがある。

    こんなにも日本にはアノマロカリスグッズがあることに驚いた。

    この本は、あくまでも経過報告書である。
    今後も研究され続けていくアノマロカリスの生態を、これからも期待したいと思った。

  • グールドの「ワンダフル・ライフ」からダイレクトに影響されて(浪人時代に京都に来たときに講演聞きに行ったくらいだ)、Nスペの「生命」もリアルタイムで興奮気味に視聴した身としては、本屋で見かけて即買いの一冊。

    のっけから筆者のアノマロカリス愛が感じられて大変よろしい。

    なるべく執筆時点の最新の研究動向を反映しようと努力しているのが伝わってきてそこも良かった。

    カバーに使われているいわゆるアノマロカリスだけでなく、ラディオドンタ類を中心とした近縁種について横断的に扱われていて知識のアップデートができた。よい本。

  • これはいいね。

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著者プロフィール

土屋 健(つちや・けん)オフィス ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。日本古生物学会会員。日本地質学会会員。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立し、現職。地球科学、とくに古生物学に関する著作多数。愛犬たちとの散歩と昼寝が日課。「もしも、高校時代に地学の楽しさを知らなければ」、今頃、ロボット開発に勤しんでいるはずだった(天馬博士になりたかった)。2019年、サイエンスライターとして史上初となる日本古生物学会貢献賞を受賞。近著に『学名で楽しむ恐竜・古生物』(イースト・プレス)、『リアルサイズ古生物図鑑新生代編』(技術評論社)、『化石の探偵術』(ワニブックス)など。本書と同じように「もしも」をテーマにした書籍としては、「もしも、古生物を食べることができたなら」というコンセプトのもとに執筆した『古生物食堂』(技術評論社)などがある。

「2021年 『“もしも”絶滅した生物が進化し続けたなら ifの地球生命史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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