- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893093950
作品紹介・あらすじ
五味太郎が、子どもたちの疑問、悩みなど50の質問に答えた、生きるためのアドバイスブック。自分で考え、自分で悩み、自分をはげまし、そして自分に自信をもって生きていく……。そんな「じょうぶな頭とかしこい体」をつくるためのヒントが書かれたロングセラー。
感想・レビュー・書評
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「結構きつい問題でもなんとかこなせる〈じょうぶな頭〉と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる〈かしこい体〉」を育てるための本。
わたしは五味太郎さんの本が好きになるように好きになるように育てられたし、それが嬉しいことだなあと思います。
この人がしているような方法で大人としての責任を果たせたらいいなあ。
「学校での学習というものは、その人個人がどんな性質の人なのかを自分自身で発見していくためのもの」だと言い、別に算数ができなくてもいいと言う。そういう人が「将来数学者や数理学者になる確率は億が一にもありませんから、そう心配することはありません」って言っちゃう。
「わけのわからないことを口走っている大人につきあう必要はありません」とかも言っちゃう。
大人も気の毒で、そのせいで子どもも気の毒な社会の中で、自分でなんとかすることを後押しするという発想。
そういう考え方で、わたしも行きたい。 -
できるかぎり、自分の頭と体を信じる。
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若い頃読んだけど、柔らかさますます求められるような時代になったと思う。
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世の中にはなんでそんなことになっているのかおかしなことがたくさんある。子どもにとって理不尽なことはきっと毎日たくさんある。悪い見本がそこかしこにありすぎて知らずに影響されていることも多々あるはず。ひとつひとつ自分の頭と心で考えること。考えないと自分もおかしな一部になってしまうから。五味さんのような柔軟さと強さを持ちたい。
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クスッと、時にはゲラゲラ笑って、あっという間に読み終えた!
子供の時、本を読むのが苦手だった。
大人になって、本を読みたいと思って、読むようになった。
子供の時、なぜ?なんて考えない従順すぎる子供だった。
大人になって、自分の頭で考えないといけないことを教えてくれる面白い大人にたくさん出会えた。
そして、この本も教えてくれた。
やるときはやるんだよ
今は目標目的がない期間、それでいい。
すぐに結果を求めようとしていたけれど、いつかきっと、今が役に立つ。いや、役に立たせたいと思う。 -
ホント最高‼️
みんなー、早くこの本に出会って、一緒にクスッと笑いながら、ほんのり考えようよー‼️ -
2006年発行(改装版。1991年初版)の本なのだが、昨年、久しぶりに増刷がかかったという。子どもたちと、その親たちの不安が募ったんだろうな。
なかなかこんなふうには答えられないだろうけど、「たしかなこと」だけは伝えていけたら、と思う。
「子どもに読書をすすめる、ということがまず第一のまちがいなのです。」(「課題図書ってなによ…?」より)
「かしこい頭とじょうぶな体を作るための訓練や方法は世の中にいやというほどありますが、頭をじょうぶにし、体をかしこくするためのものは驚くほど不足しているようです。」(「はじめに」より) -
子どもの疑問に答えていくという形の本。もう15年も前の本だけど、大人が教えてあげるという説教じみたものでなく、とても正直に誠実に回答している。大人だから、常識だから、みんなそうだから、に囚われず、子どもが素直なままに、自分で考え判断し、自分で人生を切り開いていけるためのヒントを与えてくれる本。
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大人が子どもの質問に答えられるって、とても大切なこと。はぐらかさず、知らないことは勉強したい。
著者プロフィール
五味太郎の作品





