じょうぶな頭とかしこい体になるために

  • ブロンズ新社 (2006年7月20日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784893093950

作品紹介・あらすじ

五味太郎が、子どもたちの疑問、悩みなど50の質問に答えた、生きるためのアドバイスブック。自分で考え、自分で悩み、自分をはげまし、そして自分に自信をもって生きていく……。そんな「じょうぶな頭とかしこい体」をつくるためのヒントが書かれたロングセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 児童書ですが、大人にガンガン響きます。
    五味太郎さん面白いなー頭が柔らかいなーと思うところと、尖ってるなーと思うところがありました。
    後者は、大人として「標準化」されてしまった私が反応してしまったようです。
    子供の頃は日常に色々疑問を感じたり、大人の言い分に納得できなかったりしていたのに、あらら、気づいたらゴリゴリの大人になってしまいました。
    日本だと浮いてしまう場面がありそうだけど、自分で考えて選択していこうと思いました。

  • 力が抜けるような回答がとてもいいです。
    固定概念にとらわれたりする必要なんてないんだって前向きな気持ちになります。

  • 「結構きつい問題でもなんとかこなせる〈じょうぶな頭〉と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる〈かしこい体〉」を育てるための本。

    わたしは五味太郎さんの本が好きになるように好きになるように育てられたし、それが嬉しいことだなあと思います。
    この人がしているような方法で大人としての責任を果たせたらいいなあ。

    「学校での学習というものは、その人個人がどんな性質の人なのかを自分自身で発見していくためのもの」だと言い、別に算数ができなくてもいいと言う。そういう人が「将来数学者や数理学者になる確率は億が一にもありませんから、そう心配することはありません」って言っちゃう。
    「わけのわからないことを口走っている大人につきあう必要はありません」とかも言っちゃう。

    大人も気の毒で、そのせいで子どもも気の毒な社会の中で、自分でなんとかすることを後押しするという発想。
    そういう考え方で、わたしも行きたい。

  • 1991年の本ですがあまり古さを感じない。
    さっぱりとしているが具体的、むやみに希望を与えすぎないなど子供を子供扱いしてないというか...そこが良いと思う。

  • 2025.05.04



  • ぼく、友達ができないんだ…ってところで〜
    「友達ができにくいという人は友達を作りたいと思うことそのことについてもひとりでやる、一緒にやりたいタイプは友達を作るにも誰かと一緒にやるわけです、つまり作る前から友達がいるというわけ、誰かと一緒にやってると気がついたら友達になっていたなんてこと、よくあることです、友達の自然発生です」

    読んでいくうち、へえー、そうだよな、うんうん、なるほど…色々感じながら読んでいった

    子供が感じる疑問に思うこと、大人になった今、自分が読んでも学びがあった。

    丈夫な頭、賢さ…体力も必要だな。
    健康で笑顔でいることだわ

  • なるほど!と思うところと、ん?と思うところあり。

  • 18年前のものなのに、今読んでもしっくりくるなぁーという感じ。大人のワタシも教えられたことがあり、こどもにも読んでみてほしい。

  • あの絵本作家五味太郎氏が、子供の疑問に答えまくる謎の本。90年代とは思えない先進的な思考回路はすごい。子供が10歳くらいになったら改めて読ませたい。

  • 図書館本。2023年読売子ども新聞イチオシ100冊から。「かしこい頭とじょうぶな体」について書かれた本はあるけれど、という視点から書かれている。学校に行かなくても大人になる方法はあるんだよ、ともっとたくさんの大人に言って欲しいです。

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著者プロフィール

1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本を中心とした創作活動を続け、ユニークな作品を数多く発表。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。また多くの作品が世界各国で翻訳されている。サンケイ児童出版文化賞受賞、ボローニャ国際絵本原画展等、受賞多数。

「2024年 『おんがくえほん こっけん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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