- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893095626
作品紹介・あらすじ
ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。<br>見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。
感想・レビュー・書評
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第61回産経児童出版文化賞の、美術賞受賞作品。
だから読んだのではなく、ブクログのお仲間さんのレビューを読んでだいぶ前から気になっていた一冊。
今回の受賞ではずみがついたということ。
読んでくすくす一緒に笑いあえる小さな子が身近にいないのが残念。
4、5歳から大人までOKかな。
読み聞かせには不向き。コマ割が細かすぎることと、案外遠目はきかない。
独特なタッチの楽しい絵であるだけに、それが非常に残念だ。
また、繰り返し読むかと言うとそれもまた微妙なので、星ひとつ減らす。
「かもしれない」という想像の連鎖がそれはそれは楽しくて、「りんごはあくまでもりんごである」というこちらの認識をあっさり覆される。
とてつもなく愉快で、とてつもなく自由。
見開きのページに登場する「ここにくるまで いろんなばしょで いろんなものをみてきたのかもしれない」では、その想像の翼の大きさにもう感心してしまう。
もちろんヨシタケシンスケさんという「大人の」作家さんの作品ではあるが、ひとりであれこれ好き勝手に想像することの楽しさを思い出す。
心の片隅に自分だけの部屋をもって、そこで自由に遊ぶことの大切さをもう一度思い出してみた作品。
遊びから戻ったらそこは現実だが、思う存分遊んだので上手く対処していけるというもの。
本の中でも、この子はりんごをかじって、うん美味しい、と言っている。
この一冊で、親子でいっぱい笑い合えますように。 -
テーブルの上に乗った一個のりんご。
どこから来たの?
どんなふうに?
もしかしたら、りんごじゃないのかもしれない…
わかりやすい描線のシンプルな絵で、次々に展開する思いもよらない想像。
カラフルな色遣いはポップで可愛いけど、中身はシュール?
自由な発想に触れて、気持ちが軽く、頭が柔らかくなりそうです。
子供にも喜ばれそうだけど~
大人にも面白い、新感覚の絵本です。 -
ぼくが学校から帰ってきたら、テーブルの上にりんごが1つ。
どこからどう見ても、ふつうのりんご。
でも…実は…本当は…りんごじゃないのかもしれない。
そんな風に考えはじめたら、想像はどんどこふくらむばかり。
う~ん、なんて楽しい絵本!
読み終わると、身のまわりにあるものも同じように見てみたくなっちゃいます。
あそこにいるのは猫に見えるけど、猫じゃないかもしれない、とか。
「それじゃ、一体なんだろう?」…と考えはじめると止まらないのですよね。
ヨシタケシンスケさんのかわいらしいイラストをじっくり見ていると、いろいろおもしろいものが見つかるのも楽しい絵本です。
りんごのきょうだいたちがいっぱい書かれているページなんか、ついつい自分のお気に入りの形を選びたくなってしまいます。
『からすのパンやさん』(加古里子/著、偕成社)のいろんなパンがいっぱい描かれているページでわくわくしたことを思い出しました。 -
2020.8.30pm購入。面白い!それに、読者プレゼントキャンペーン開催中だった。!ヨシタケグッズが欲しい〜!
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娘に、と思った本ですが、すっごい面白くてすばらしい絵本なので感想を書いておこう。
あるひ がっこうからかえってくると
テーブルのうえに りんごがおいてあった。
…でも…もしかしたら
これはりんごじゃないのかもしれない。
というところから始まり、もしかしたら…ひょっとして…じつは…
と果てしなく想像が膨らんで、めくるめく展開を見せます。
最後までつかんで離しません。オチも秀逸。
想像力の深さと広さ、発想の多面さに豊かさ。
シュールでかわいい絵柄も素敵すぎます。
人としての可能性を底知れず感じされられる一冊です。
あーもう、おもしろいよ!わくわくする。楽しい。
次作は「バナナかもしれない」なのか?期待してます。 -
1個のりんごから果てしない想像力が生まれる絵本です。
作者の発想力に驚かされます。
そして、絵もかわいい、子供たちが夢中になって見ていました。
一冊の本を中心に家族4人が集まって楽しむことができました。 -
娘の推薦図書。
絵が素敵。よく思い付く。
無論、りんごが食べたくなりました。
お父さんもヨシタケ シンスケさんの絵本は大好きだよ。
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下の娘が学校で読んで面白かったので、市の図書館でも借りたいというので、探したが貸し出し中だったので、予約して借りた本。
著者のヨシタケ シンスケさんは有名らしく、市の図書館にも、沢山置いてあった。
私はこの本が始めてだったが、とても良く考えられていて、大人も楽しめる内容で、オススメです。 -
◆やっと図書館から到着♪◆楽しい。こんなにたくさんの「かもしれない」が詰まっているとは。◆「こころ」が一番ツボ。なぜかいろいろな人の顔が思い浮かぶ。◆うちの庭の紅玉、パッと見、赤く美味しそうに実っていたのに、収穫しようと手に取ったら、裏が鳥につつかれて空っぽだった(犯人はおそらくヒヨドリ)。あれは「りんごかもしれない」だったかもしれない。◆ムスコたちにも大受け。月曜日、食卓にりんごひとつ置いておこう♪◆ラスト見返しにも。新たな「かもしれない」の世界が広がる(笑)アタマとココロを耕して、やわらかくする絵本。【2013/10/05】
著者プロフィール
ヨシタケシンスケの作品






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ポプラ並木さん、良い名前ですね。フォローに答えて頂き、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
りまの
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