りんごかもしれない

  • ブロンズ新社
4.26
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095626

作品紹介・あらすじ

ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。<br>見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • かもしれない。
    そうかもしれないし、こうかもしれない。
    違うかもしれないけど、ホントかもしれない。

    いや、これも無限ループ(笑)



    ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。
    見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。

    著者について

    1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、書籍の挿絵など、多岐に渡って活躍。主な著書に、「トリセツ・カラダ」(文・海堂尊/理論社)、「せまいぞドキドキ」(講談社)などがある。2児の父。本書が初の絵本作品となる。

  • 「あっ、りんごだ!」ではなく、「りんごかもしれない」って、すごい!哲学みたい!
    「我思うゆえに我あり」みたいな???ちがう?たぶん、ちがうね?ごめんなさい。哲学詳しくありません。
    「もしかしたら、大きなサクランボの一部かもしれない」とか
    「むいてもむいても皮かもしれない」とか
    「実は何かの卵かもしれない」とか
    「育てると大きな家になるのかもしれない」とか
    「宇宙から落ちてきた星なのかもしれない」とか
    「ぼくのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんがりんごのすがたをしてぼくに会いにきたのかもしれない」とか

    頭の固い人だったら、ただの神経衰弱。
    でもヨシタケシンスケさんの頭の中は、グニャグニャで柔らかくて、「りんご」が「あんご」にも「うんご」にも「おんご」にも「なんご」にも「はんご」にも「めんご」にも「めんご」にも「をんご」にも「んんご」にもなるらしい。

    ハハハハハ!
    でも、そんな「りんご」の仲間たちが大行列したふるさとに帰る光景はちょっと怖いかもしれない。

  • みなさんはりんごを見てどう思いますか…?
    私の場合、「美味しそう、食べようかな?」ぐらい
    あとはせいぜい「皮を剥こうか?やっぱり面倒臭いからそのままでいいや」ぐらいw

    けど、ヨシタケさんや子どもたちが見たら違うんですね

    もしかしたらこのりんごは、
    違う食べ物かもしれない…
    何かのタマゴかもしれない…
    りんご以外の他のものかもしれない…
    宇宙から落ちてきた小さなほしなのかもしれない…
    などなど
    ユニークな発想に繋がっていくんですね♪
    りんごひとつで想像力が膨らむってなんだかいいですね〜

    私のお気に入りはおおきないえになるかもしれないです^_^
    素敵なマイホームが出来そう♪( ̄ー ̄)ニヤリ

    • 1Q84O1さん
      ひろさん♪
      ほんと想像力が膨らむ絵本でした^_^
      りんごのマイホーム欲しいです(≧▽≦)
      いろいろな遊具もつけると子供たち楽しめそうですね!
      ひろさん♪
      ほんと想像力が膨らむ絵本でした^_^
      りんごのマイホーム欲しいです(≧▽≦)
      いろいろな遊具もつけると子供たち楽しめそうですね!
      2023/07/05
    • ひろさん
      遊具つきのお家!いいですねぇ(๑>∀<)b
      もういっそのことプールとかメリーゴーランドとか観覧車とかつけちゃっても楽しそうです!w
      遊具つきのお家!いいですねぇ(๑>∀<)b
      もういっそのことプールとかメリーゴーランドとか観覧車とかつけちゃっても楽しそうです!w
      2023/07/05
    • 1Q84O1さん
      ひろさん、それ出来そうですね!
      プールは頑張ってりんごを食べて食べてして作りましょう♪
      メリーゴーランドも観覧車も丸いから何とかなりそうです...
      ひろさん、それ出来そうですね!
      プールは頑張ってりんごを食べて食べてして作りましょう♪
      メリーゴーランドも観覧車も丸いから何とかなりそうですよ(^^)
      子どもたちきっと大喜びですね!
      2023/07/05
  • りんごをめぐって、こうかも、こうかもしれない…が永遠に続くような、楽しい絵本です。かわいくって、なかなか、こう1冊の絵本にこれだけ展開を描けるのがすごいっ!!

    うちの子供が小さい頃にこの絵本、読み聞かせたらきっとハマるだろうなぁって感じました。っていうか、もしかしたら絵本っていつの時代に読んでも色あせない、おもしろさがあるし、この作品は可愛いしっ…孫に??まだまだ早いけど、そんなことになれたら嬉しいなぁ~とか感じました(*^^*)

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさん、♪
      りんごかもしれない、楽しいですよね\(^_^)(^_^)/
      ヨシタケシンスケさんの世界観…
      なんとも言えない良さが、ありますよ...
      かなさん、♪
      りんごかもしれない、楽しいですよね\(^_^)(^_^)/
      ヨシタケシンスケさんの世界観…
      なんとも言えない良さが、ありますよね♡いろいろ絵本があって読みたくなるのです~o(*⌒―⌒*)o
      2023/03/26
    • かなさん
      チーニャさん、こんにちは♪
      そう、この絵本、すごく可愛っくって
      読んでいる間、多分周りから見たら
      怖い人だったかもしれない!!
      あ…...
      チーニャさん、こんにちは♪
      そう、この絵本、すごく可愛っくって
      読んでいる間、多分周りから見たら
      怖い人だったかもしれない!!
      あ…かもしれない(^^)/
      チーニャさん、コメントありがとうです!!
      2023/03/26
  • 石の如く固まった頭が
    少しは柔らかくなった
    かも。

    想像を廻らして物事を
    色々な側面から見る。

    大人にとっても、いえ
    大人にこそ大事な観点
    ですね。

    この本、娘が小さな頃
    に読んであげたかった
    ・・・

  • 次女に読ませる口実で買ってきてもらう。ヨシタケさんの初のオリジナル絵本作品。勿論、次女よりも先に読む。テーブルの上のりんご。1つのりんごから発想を宇宙的規模に展開していく。りんごには小さなりんご星人が住んでいるかもしれない→そもそもなんでりんごがあるのか?→僕以外はりんごなのかもしれない、など、信じられない発想力。このシリーズは「発想絵本」と呼ばれているらしい。さらに絵は可愛らしく、見ているだけで癒されているようだった。読友さんから教えて頂き、買って良かった。凝り固まった「こころ」のビタミン剤なのかな。

    • りまのさん
      ポプラ並木さん
      ポプラ並木さん、良い名前ですね。フォローに答えて頂き、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
      りまの
      ポプラ並木さん
      ポプラ並木さん、良い名前ですね。フォローに答えて頂き、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
      りまの
      2021/03/04
    • ポプラ並木さん
      りまのさん、こちらこそよろしくお願いします!!
      りまのさん、こちらこそよろしくお願いします!!
      2021/03/04
  • りんご…かもしれない。
    でも、りんご…じゃないかもしれない。

    私の見ているアレはアレではなく
    本当はまったく別の物かもしれない。

    見る角度を変えれば別の顔が現れる…
    のかもしれない。

  • 5歳の娘は、楽しそうに1人でこの本を読んでいました。娘のお気に入りの場面は、主人公の男の子がお母さんに「歯を磨いたよ」と嘘をついたところ。本当は歯を磨いてないことを、りんごは知っています。りんごは、じっーとドアの陰から終始男の子を見ていたのです。

    クスッと笑える絵本ですが、3歳児の娘は言葉の意味を理解していないため、あまり興味を示さなかったです。4-5歳以降にオススメの本です。

  • 第61回産経児童出版文化賞の、美術賞受賞作品。
    だから読んだのではなく、ブクログのお仲間さんのレビューを読んでだいぶ前から気になっていた一冊。
    今回の受賞ではずみがついたということ。

    読んでくすくす一緒に笑いあえる小さな子が身近にいないのが残念。
    4、5歳から大人までOKかな。
    読み聞かせには不向き。コマ割が細かすぎることと、案外遠目はきかない。
    独特なタッチの楽しい絵であるだけに、それが非常に残念だ。
    また、繰り返し読むかと言うとそれもまた微妙なので、星ひとつ減らす。

    「かもしれない」という想像の連鎖がそれはそれは楽しくて、「りんごはあくまでもりんごである」というこちらの認識をあっさり覆される。
    とてつもなく愉快で、とてつもなく自由。
    見開きのページに登場する「ここにくるまで いろんなばしょで いろんなものをみてきたのかもしれない」では、その想像の翼の大きさにもう感心してしまう。
    もちろんヨシタケシンスケさんという「大人の」作家さんの作品ではあるが、ひとりであれこれ好き勝手に想像することの楽しさを思い出す。

    心の片隅に自分だけの部屋をもって、そこで自由に遊ぶことの大切さをもう一度思い出してみた作品。
    遊びから戻ったらそこは現実だが、思う存分遊んだので上手く対処していけるというもの。
    本の中でも、この子はりんごをかじって、うん美味しい、と言っている。
    この一冊で、親子でいっぱい笑い合えますように。

  • テーブルの上に乗った一個のりんご。
    どこから来たの?
    どんなふうに?
    もしかしたら、りんごじゃないのかもしれない…

    わかりやすい描線のシンプルな絵で、次々に展開する思いもよらない想像。
    カラフルな色遣いはポップで可愛いけど、中身はシュール?
    自由な発想に触れて、気持ちが軽く、頭が柔らかくなりそうです。

    子供にも喜ばれそうだけど~
    大人にも面白い、新感覚の絵本です。

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。スケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたる作品を発表。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版し、第61回産経児童出版文化賞美術賞、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位を獲得。その後、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)『あんなに あんなに』(ポプラ社)で7度にわたりMOE絵本屋さん大賞第1位に輝く。

「2023年 『しかもフタが無い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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