ゆきがふる

著者 : 蜂飼耳
制作 : 牧野 千穂 
  • ブロンズ新社 (2013年10月12日発売)
4.15
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  • 本棚登録 :142
  • レビュー :28
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095749

作品紹介

『うきわねこ』のコンビが贈る絵本 第2弾!
雪がおしえてくれる、もっとも大切なこと

ふうちゃんは、ゆきのひにだけあらわれる
まだだれもとおったことのない みちのさきにいってみた。
そこには、おおきな「ふわふわころり」と 
ゆきをふらせる「ゆきぐも」がいて……

雪の森をぬけて、少年はひとつ成長する
この冬いちばんの、つめたくてあたたかな物語

ゆきがふるの感想・レビュー・書評

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  • 新聞の書評でたいそう評価が高かったので読んでみた。
    が、「これでいいの?」という何とも言えない後味に、正直戸惑っている。
    「うきわねこ」がとても良かったので、同じ作者さんと挿絵画家さんのコラボにということで、こちらが勝手に期待しすぎたのかな。

    絵は、非常に美しい。それは丹念に描きこまれている。
    幾重にも塗り重ねられた淡いグレーの雪の場面が、まるでファンタジーのようだ。
    ただ、ストーリーの訴求力が弱すぎて、一体何を目指して書かれたものなのかが判然としない。
    ファンタジーだとしたら、雪の妖精はムーミンに出てくる「モラン」そっくりだし、
    もういないお父さんの貴重な思い出ともいえるおもちゃと、雪とを交換するというのも何だか納得がいかないし、
    それほどまでに雪を希求したのは、病気の妹に見せたいためだという部分では軽く気持ちを揺さぶられたのだが・・
    その妹の病気というのが、ちょっと風邪をひいた程度で、しかももう治っているし、
    いえいえそれよりも、この子たちの家は裕福過ぎる!
    困った困った。私が現実的過ぎるのだろうか。
    絵と文章とストーリーとが混然一体となってこちらの心に残る作品というのは、そうあるものではないのだなと、再認識することになった。

    子供向けの読み聞かせには、アウトだが、大人が「綺麗ねぇ」と眺める分には良いかもしれない。

  • 蜂飼さん&牧野さんコンビ絵本第2弾。前回はうきわだったから夏のお話、今回は冬。
    「まっしろなてのひらで せかいをやさしくつつみこむ」雪。雪の日にだけ現れる道の先にある、ふわふわこらりの家。灰色の雲を連れたゆきぐも。だいじなおもちゃと引き換えに、熱を出した妹のために窓辺で雪を降らせてもらうぼく。今はいないお父さんがくれた大事な赤い車のおもちゃ。
    うさぎのおうちが裕福すぎる気もしたけれど、雪の世界観が素晴らしく、絵もこれ以上想像が拡げることができないほど(笑)素敵。アングルがなんともいえません。
    返ってこないおもちゃ、シビアさと父不在の寂しさを包み込むように、ゆきがふる。ゆきがふる。

  • うさぎの絵がとにかく可愛い。登場人物もみんな素敵。妹思いの優しいお兄ちゃんうさぎ。
    雪の日だけにあらわれるふわふわころり。真っ白で綺麗な顔のゆきぐも。

    お兄ちゃんうさぎは病気の妹のためにゆきぐもにあるお願いをする。
    ゆきぐもは大事なおもちゃと交換にそれを承諾した。
    ゆきぐもとふわふわころりの踊るシーンは圧巻。

    牧野さんの絵が素晴らしい。白い雪の中で映える赤や青や緑。
    独特の深みのある絵が物語の世界へとさらに私を導いてくれる。
    冬になったらもう一度読みたい。それまでに購入しよう。

  • おとうさんのくだりがちょっと悲しかった。

  • 優しいうさぎのお兄ちゃん。
    妹のためにとった、小さくて大きな選択とは?
    優しくてほんの少しだけ寂しい、雪の日の物語です。

    大切な人と本屋で一冊ずつ買った
    特別な作品です。


    **

    雪の日の、非日常感。
    わくわくして、どきどきして、少し寂しくて。
    私も何か特別なことが起こるんじゃないかって、
    いつも浮き足立っていました。

    この絵本は、その感覚を思い出させてくれました。
    あぁ。私はいつから雪にわくわくできなくなってたんだろう。
    この本を読むたびに、また雪が好きになれるといいな。

  • ゆきを降らせる「ゆきぐも」や、大男(?)の「ふわふわころり」のネーミングやルックスが可愛い!
    お話も可愛らしいけらど少し影もあって、大人も楽しめる絵本でした。今冬のギフト絵本におすすめ。

  • [墨田区図書館]

    しんしんと積もる雪の中、表紙絵からも伺い知れる、少し怖いような?静かな話が展開されていた。

    話に出てくる雪のおばけ?とお兄ちゃんの取引。話の中では説明されないけれども、恐らく亡くなったと思われるお父さんとの想い出の一番大事なおもちゃを、病気の妹を思うお兄ちゃんが代償として差し出す。二人のやりとりからその流れはわかるけれども、その代償や取引的な感覚が子どもに理解出来るのか?出来たのか?読む前、読んだ後と少し気になったが、あまり細かい追及はやめておいた。

    短く、簡単な絵本だけれども、少し含みをもたせた、その気になればその後ろにある背景とその気持ちにまで意識が行くような、ある種大人向けの話かも。

  • 図書館

  • とても静かな絵本。雪が降っている時の音が消えるかんじがすごく良く表現されている。

    ゆきぐもが降らせた雪が、どんどんどんどん積もっていく様子が美しい。

    うさぎ達のお父さんはどこへ行ってしまったのだろう。

  • 絵がきれい。
    でもものがなしい。
    どこかみたされない。

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