- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893095763
感想・レビュー・書評
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なかなかにエキセントリックで楽しい絵本。
買い物の面白さを感じられる一方で、孕んだリスクというか’大きな買い物(価格・サイズ両面で)の前には一度落ち着いてよく考えましょう’みたいなメッセージを感じられた。
流れとしては、買い物好きなおじさん・またやさんが市場でとても大きな食べ物を買ってきて、友達とみんなで食べようとするのだけどもあと少しの所で食べ物が大暴れして逃げ去ってしまう…というのを3回繰り返します。
3回目でまたやさんは「もう かわん!」と激昂致しますが、直後にはまた大きな松葉ガニを買おうとします。
もしカニが大暴れしたら…と考えると少しホラーな終わり方なような気もします。
人はそうそう簡単に変わる事は出来ませんね。
4刷
2022.6.19詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ちくわのわーさん』を読んだときの衝撃が忘れられず、ついつい岡田よしたかさんの本は手に取ってしまいます。
今回も、にまにましてしまう食べ物系のお話。
超巨大なサンマが描かれた表紙からして期待が高まります。
買い物大好きなまたやさん。
市場でとてもおおきなサンマのひらきを見つけて買って帰るのですが…?
関西弁のやりとりが小気味よく、次のページにははたして何が待っているのかというわくわく感もたまりません。
巨大なサンマのインパクトもおもしろいのですが、細かいところへのこだわりも光ります。
例えば、市場のシーン。
小さく描かれた町の人々を見比べてみると、にやっとしてしまいます。
個人的には画面左下にいる少年がツボ。 -
またやー
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主人公のまたやさん。名前の意味は何?と取ったけど、ストーリーの中で分かることに。ナンセンスな笑いに溢れてて、単純に面白い。
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2019年度 6年生
お買い物好きのまたやさんが次から次に特大の食べ物を買ってくるのですが、
食べ物が暴れて逃げてしまい、なかなかありつけないというお話。
まず最初に出てくる、人とさんまの大きさの比率がありえないサイズでして、
そこからツッコミ所が満載なのですが、6年生なので思いっきりツッコんでくる訳でもなく、
ボソボソと隣の人と何かを言ってる感じでした。
後半に特大のたい焼きが口からあんこを思いっきり噴きだし、周りにいた人が
あんこまみれになる場面があるのですが、迫力のある絵に笑いが漏れていました。
私達は気づかなかったのですが,「たいやきと同じポーズをしてる子がいる。」
と隠れキャラ?を見つけた子がいて、終わった後にメンバーで各ページを読み返すと「ここにもいるいる!」と盛り上がっておりました。
帰宅した後、KTさんから「別の隠れキャラを見つけたよ!」
とのLINEが来まして(笑)。すみずみまで見てほしい絵本です。
4年生と6年生で同じ絵本を読んだのですが、4年生はストレートな反応で、
6年生はわかっているけど、口には出さない感じでした。
年齢の差も感じられて楽しかったです。
2019年度 4年生
巨大なサンマのひらきやするめ、たい焼きが出てくる大阪弁のお話。
お友達といっしょに美味しくいただこうとあぶった大きなサンマのひらきに逃げられ、巨大スルメにも反撃されて逃げられる「またや」さんを子供達は気の毒に思いながらも大笑い。
最後は懲りずにまたまた巨大カニを買うかどうか迷っている「またや」さんという場面でおしまい。
KTさんが「またやさんはカニを買ったと思う?やめたと思う?」との問いかけに、
「またやさんはカニを買ったよ!」と子供達。
え?なぜわかるの?(MT)
な~んと!絵本のカバーの裏表紙の下の方に、
大きなカニをかついでいる「またや」さんの絵が!
本当に子供達は絵を隅から隅まで、裏表紙のカバーのはじっこの小さな絵まで見てくれているのですね。
嬉しいかぎりです。
「たい焼きがどんな反撃をするのか分からなかったけど
あんこ噴き出して面白かったです!」と感想も言ってくれました。 -
おっちゃん、おんなじことなんべんくりかえすねんな(笑)
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面白すぎる。またやさんが帰ってくるのを待っているみんなの姿もすごく喜んでいるんだろうなぁっていう感じが笑えます。
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サンマやするめいかとともに息子が気に入ったのは、エキストラの中にいる忍者!細やかなところまでおもしろい作品でした。
この本で、息子は「またかいな」「おおきに」という関西弁をマスターしました。 -
これ、ええなぁ。