- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893095909
作品紹介・あらすじ
あなたの笑顔がかあさんをつよくしてくれる・・・すべてのおかあさんに贈る、子育ての希望がつまった絵本。うまれてきたこどもたちはいう、ぼくらは生きたい、ぼくらはあいしたい、ぼくらはいっぱいあそびたい!
感想・レビュー・書評
-
若い二人だけで生まれた子供を育てていくって大変です(でした)。健診での発育の遅れに一喜一憂したり、訳も分からず泣きやまない子供に、こっちが泣きたいくらい。「寝顔が可愛くて」なんて気持ちの余裕もなく、寝ついている間に家の仕事をフル回転(だったそうです)
それでも、守ってあげなければいけない弱い存在なのだけど、生きるという強い意志は持っている。心配しないでだいじょうぶ、結構逞しく育ってくれます。
無邪気にわらうあかちゃん、なんでそんなに幸せそうなの。
いつも見ていてくれる存在があるから、小さな手にぎゅっとつかまえることのできるあたたかさがあるから、両手いっぱいに抱えられるだけの安らぎがあるから。あかちゃんにとっても、親にとっても、それだけで幸せいっぱい。
この本を読んでいる間にも、親子のいたたまれないニュースが聞こえてきます。あかちゃんと一緒に母親(両親)になっていくってとても大変なことですけど、かけがえのない時間です。社会にとっても皆で守っていくべき、とても大切な財産だと思うのです。
若いお二人に読んでいただきたい作品でした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもがうまれてパパになり、子どもに初めて絵本をプレゼントしようと思ったそんな時、ママになり子育てに奮闘する妻にプレゼントした絵本。あまり明るい未来が見えにくい日本、そしてこの世界。でもうまれてくる子どもは何も悪くない。あかちゃんがわらえば、どんなつらい世界でも嬉しくて楽しい。あかちゃん、そしてそのまわりでたくさんの笑顔がうまれますように。
-
おーなり由子さんの絵が可愛い。
今は2歳の息子、おしゃべりができて、自分でできることも増えていて、子育てがとても楽しい時期。
でも、1歳未満で意思疎通が出来ない時期に読んだら、泣いてしまっていたかもなあ。
小さい小さい手で、ぎゅっと掴まれるのが愛しいのは、2歳になった今も同じ。
この手から渡される幸せの光を、暖かみを、しっかりと感じて覚えておこう。
私の宝物にしよう。 -
この絵本を前に新刊の棚で見つけたとき、とってもいいなあと思って、ちょうどその頃出産したばかりの友人にプレゼントしようかと思ったのだけれど、子どもをもたなかった私は、お母さんの気持ちをわかっているのかどうかと思うと自信がなくて、そのときはためらって結局棚に戻してしまった。
そのあと、しばらくして自分の妊娠がわかって、そうだ、あの本、と思った。無事に生まれたら、あれをまた読もう。それをたのしみにしていて、5か月になった今、ようやく再会した。
よかった。とても胸にせまって、あのときの心許なさも、すこしさびしかった気持ちも全部、味わったあとでよかった。ちいさな手も、よく笑う顔も、今は知っている。そのことが余計にありがたくて、なんてなんて、わかってる絵なんだろうって思って、何度も繰り返して読んだ。そして何度も寝顔を確かめに行ってしまう。あたたかい気持ちで満たされる。
そして、お母さんのための絵本って、存在価値、やっぱりあるんだなあ。と、いう発見でもあり。 -
泣ける絵本。水彩絵具が感情を綺麗に映している。「うれしいことあるよ」「ここにぜんぶあるよ」という言葉が優しい。
-
読み聞かせてたら5歳息子も何故か一緒に笑っていました
-
「赤ちゃんがわらう時、そこは光に包まれる。」絵本のカバーに書いてあったおーなりさんの言葉。
長女が赤ちゃんの時は神経尖らせて育児をしていた私。6ヶ月の次女には、いい意味で手を抜いてゆっくり?接している今。
結構育児しているママは気分が上がり下がりが激しい。そんな時に読みたいね。今もまさにそう。
読んだら心がすーっと軽くなるし、温かくなる。絵が言葉が癒してくれる。