どうぞのいす (【2歳・3歳・4歳の絵本】)

著者 :
  • ひさかたチャイルド
4.14
  • (373)
  • (279)
  • (213)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 5277
感想 : 343
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893252500

作品紹介・あらすじ

“優しい心づかい"と“かわいい勘違い"で心温まるストーリー


はじまりはウサギさんの心づかいとロバさんの勘違いでした。

ウサギさんの作った「どうぞのいす」はやがて優しい心の連鎖を生みます。

いすを巡って“クマさん・キツネさん・リス"さんが優しさリレーを繰り広げるストーリー。

ロバさんが最後まで勘違いしているオチにほっこりさせられます。


<優しい言葉・心地いい言葉のオンパレード
「どうぞ」は“やさしい心"の合言葉です。心地いい言葉使いもこの絵本の魅力です。
「なんて しんせつな いす だろう」
「つかれて いたから いいきもち」
「どうぞと いうなら えんりょなく」
「つぎの ひとに おきのどく」


色々とぴったりの絵本
セリフよりも語りが多く、リズミカルなテンポで読み聞かせることが出来ます。

ストーリも簡単でありながら巧みに作られています。
そのストーリーの完成度は演劇で広く使用されるほど。

内容もプレゼントにぴったりで「どうぞ」という言葉が物語っています。

長年色あせることのないデザインと物語で30年以上愛されてきました。
(ありがとう100万部)

対象年齢は3・4歳ですが、それ以前でも早すぎるということはありません。


ぜひ、「どうぞのいす」のおはなし・ことば・イラストをお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 可愛い。

    子供に優しさ思いやりが伝わればいいな。

  • タイトルがちょっと不思議でしょう?
    「どうぞのいす」だけど、「どうぞお座りください」の「どうぞ」ではない。
    ではどんな「どうぞ」なのか。
    それをはじめに考えたのは、この椅子を作ったうさぎさん。
    耳としっぽまで付いている可愛い椅子なんである。
    でもうさぎさんは主役ではないので、登場するのははじめだけ。
    それなのに「どうぞ」の連鎖は続いていく。
    次に椅子の前を通るかもしれない見えない相手のために、
    「どうぞ」の気持ちをみんな椅子に置いていくから。
    なんだか素敵な思いやりの連鎖のあとで、ずっと眠っていたろばさんの
    可愛いひと言がオチになっている。

    幼稚園の年少さんで読む定番のひとつ。
    年中さんも年長さんも喜ぶので、層が広いのも嬉しい一冊である。
    もちろん、大人が読んでおおいに楽しめる。
    展開の意外性と、絵の愛らしさ、何よりラストのオチの幸福感で満たされる。
    ゆっくり読んで約5分。
    子どもは絵を観ているものなので、これこそゆっくりゆっくり読みたい。

  • 読み聞かせ参考用

  • 2歳11ヶ月
    絵が気に入った様子。最近乗り物系しか好まない息子が読みたいと言ってくれました。
    図書館本ですが延長して1ヶ月借りました。返さないでーと言われたため、シリーズの別の本を借りました。

  • 子どもたちに読み聞かせをした思い出の本。
    この絵本のように、みんなが人に対して思いやりを持ってくれる世の中になってほしいなぁ。

  • うさぎさんが置いたいす。次から次へと広がるよ。ろばさんが見てみると、?ちなみに、好きなセリフは、どうぞならば、いただこう。

  • 姪の誕生日プレゼントに選んだ1冊。
    思いやりの連鎖が素敵な本。
    絵もあたたかみがあり可愛い。

  • 本棚に並ぶかわいらしいピンク色の背表紙。
    表紙のうさぎさんの絵。手に取る要素満載ですw

    うちの娘は「どうぞのいす」でおこる出来事よりも、ロバさんのお昼寝が気になって、
    ページをめくるたびに、「まだ寝てる・・・」「まだ寝てる・・・」「パパみたい・・・」と唱えています(笑)
    そして最後は「あ!起きた!」と嬉しそうにいうのです。

    優しさとユーモアがあふれた可愛い優しい絵本です。

  • 誰かが何がを置いたら次の人がとってのくりかえしで最後、他の人のものがもらえるみたいになって面白い。

    ネタバレ?かもしれない、

  • 10年ぶりに再読しました。
    長女もでしたが、10歳年下の息子もお気に入り。
    何度も読み返しています。

    「どうぞ(イスでお休みください)」ということばを、次々に登場する動物たちが、どう捉えるのか。

    その「どうぞ」に続く、「次の人への気づかい」に、気持ちが洗われるようです。
    また、何度も繰り返されることで、いっしょに読んでいる子どもが口に出すようになるのがさらにいいですね。

    他のご家族にも薦めたい一冊です。

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著者プロフィール

香山美子 /東京生まれ。『あり子の記』(理論社)で日本児童文学者協会賞を受賞。「げんこつ山のたぬきさん」などの童謡詩人でもある。主な絵本作品に『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)などがある。

「2018年 『このゆびとーまれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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