- Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893468307
感想・レビュー・書評
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本書では、こころを広げて、ありがたくない出来事を乗り越えてゆくための、「プラス思考」をつくる「具体的な方法」について考えている。「こころのシステムを、きっちりと書き換え定着する、プラス思考の方法」を心理学に基づいて紹介した。
(「BOOK」データベースより)
「うつ病デイケア」に通っているのだけれど、そこで見つけた本。少しずつメモをしながら、読み進めていた。
落ち込んだり、嘆いたりすることは普通のこと。何でもかんでもプラス面だけを見ているのはノーテンキなだけ。そんな言葉から始まる。物事には全てプラス面もあればマイナス面もある。両方受け止めて、その物事からどれだけの見方ができるか。そうして心を柔らかくしていくんだという。
落ちこみ癖のある人というのは、どうやら固定観念が強くて思いこみが激しいタイプのようだ。私も恐らく当てはまると思う。なぜそういうふうになっていくのか、どうすればそこから抜け出せるのか、具体的な例を挙げながら易しく語りかけてくれる。そう、説明しているというより、語りかけてくれているような本なのだ。
自分を信頼して、自分を大切にして、マイナスなことから目を背けないで、そうしてプラスのことも考えられるようにする。人間は悩むのが当たり前。その原因となった問題をどう受け止めるかが大切なんだ。
読んでいるうちに、少しずつ前を向いて歩いていけるぞっという気分にさせてくれる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アルバートエリスのABC理論で、
落ち込まない考え方の事例があります。
落ちこみグセがある人はこの本のエッセンスを取り入れれば、
180°考え方が変わると思います。 -
何度も読み返したい一冊!
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図書館より。
最近の落ち込みが半端ないので自己修復用に。今まで読んできたメンタルケア系の本と大筋は変わらず。それが逆に、今まで摂取してきたノウハウでおおまかな自己修復方法は間違ってなかったんだなーという確認になった。
◆落ち込みやすい自分を認識すること。
◆状況を客観的にとらえて、感情に振り回された凹み方を回避すること。
◆人間は自尊心が傷つけられるとつらい。自己有用感が、自己信頼感のための第一歩
PS
挿絵のポチとたまがかわいすぎる。
読んでいる途中でたびたび微笑ましいカットに出遭い、心が沈みこむのを防いでくれた。 -
かつでカウンセリングを受けたことがあって、その時に教わった考え方を、もっと優しくわかりやすく話しかけてくれる。
本を読んでいるのに、目の前に著者がいるような、そんな感覚も。
人生の敗者復活戦は何度でもあるのだから、
少し心を広げて踏み出してみれば、
「自分」と「未来」を変えることができるのね。
心が弱ったら、また何度でも読み返したいな。