- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893611987
作品紹介・あらすじ
フランスでは愛し合う男女の間に「結婚がすべて」との考え方は存在しない。それは西欧の恋愛の原型が"不倫"であり、フランスには「恋愛と結婚は別もの」という伝統があるからだ。そして現代の彼らにとって恋愛は生活のとびきり大切な一部であり、人によっては人生そのもの-本書は、12世紀からの恋愛の歴史をひもときながら、現代フランスの恋愛観を解きあかすものである。
感想・レビュー・書評
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夫婦愛なんて,たかだか200年の歴史という話がおもしろい.日本に限らず,家制度は現代にそぐわない物になってきている印象.ユニオン・リーブルという,両者の愛情によって成り立つ関係を正当化出来るフランスは大人だなと思います.
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面白かった。フランスの宮廷文化の話とか書かれていて、これ読んだらなぜか無性に源氏物語とか読みたくなりました。日本の場合はどうだったんだろう?って。著者の背景知識がとてもしっかりしているようで読み応えのある一冊でした。
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フランスは料理、ファッションというイメージを与える。でも、フランス人は恋愛至上主義者で、恋愛と結婚は別ものです、愛のために結婚するとの考え方は存在しない。たぶんこれは西欧の恋愛の方だと思う、でも、東方人にとって、不思議なことです。この本は現代フランス人の恋愛観を解きあかしてる。確かに国によって、文化や習慣など全然違います。
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これはいい
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あ、そういう切り口で解説されるとよくわかるわ!鋭いなぁ、と、楽しんで読ませていただきました。フランス(文学、キリスト教、etc.) 史の一夜漬けのテキストとしても、使えるかも。ただし、副作用はきつめ(笑)どちらかというと日本の男性に読んでほしいですね。