貧困と不正を生む資本主義を潰せ: 企業によるグローバル化の悪を糾弾する人々の記憶

  • はまの出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893613837

作品紹介・あらすじ

一国独裁に突き進むブランド国家アメリカの傲慢。

感想・レビュー・書評

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  • 経済のグローバル化、国家を超越する市場の影響による弊害、それに対する世界各地での運動をまとめたノンフィクション。最近、現代社会の諸問題をグローバル経済の視点から見ることがとても重要だと思っています。

  • 「NO LOGO」の、その後に続く著者と活動家達の記録。それは地道で、あまりに小さく、あまりに非力だ。無数に張り巡らされ、決して束ねられることのない草の根の抵抗運動は、常に挫折に曝される。けれどその網の目のどこかで幽かな希望が紡がれれば、インターネットを介し世界中の活動家に伝播して抵抗の火が絶えることはない。傍若無人な新自由主義の猛威と、生成消滅を繰り返す微弱な抵抗のネットワークの飽くなき戦いから、まだ当分目が離せない。

  • ナオミさん素敵。
    ブランドなんていらないも読まねばー。

  • 分類=経済・グローバライゼーション・資本主義。03年11月。

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著者プロフィール

1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』は、企業中心のグローバリゼーションへの抵抗運動のマニフェストとして世界的ベストセラーになった。アメリカのイラク戦争後の「復興」に群がる企業の行動に注目したことがきっかけとなった大著『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』は、日本でも多くの読者に受け入れられた。『これがすべてを変える――資本主義 vs。気候変動』は、「『沈黙の春』以来、地球環境に関してこれほど重要で議論を呼ぶ本は存在しなかった」と絶賛された。2016年、シドニー平和賞受賞。2017年に調査報道を手がける米ネット・メディア「インターセプト」に上級特派員として参加、他に『ガーディアン』『ネーション』などさまざまな媒体で記事を執筆している。

「2019年 『楽園をめぐる闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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