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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894090521
感想・レビュー・書評
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気丈さと脆さは紙一重。夫と娘を失った悲しみを背負い、戦後の動乱の中、唯一息子だけを支えに生きたモモコさんの姿は、日本の母親の生き様を象徴しているようにも見える。やがて静一も大人になり、モモコさんを養うようになるが、それでも女としての心の隙間を埋めることはできなかったようである。そんな語らずして弱さをありありと映すモモコさんの生き様だからこそ、読んでいて心を打たれる。一人の男として。
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筆者とその母の話。なんだか悲しい話だった。嫌いじゃない悲しさ
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