死んでしまったぼくの見た夢

著者 :
  • エフ企画
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本棚登録 : 217
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784894190450

感想・レビュー・書評

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  • 好き。
    いいとか悪いとかでなく、好き。

    タイトル通り、死んでしまった“ぼく”が、何も感じずにたくさんのことを感じる物語です。
    日本語おかしいんだけど、なんかそんな印象。
    話の不思議な途切れ方・進み方は、まさに夢という感じ。
    他人の夢を覗きこみ、絶望を共感し、少しニヤりとしてしまう。そんな1冊です。

  • 絵本。美しい言葉。今日は『この世の終りへの旅』も買った。調べたらamazonでも買えるようだ。他も一気に買うか?

  • それがお前の意志なんだよ。
    自己完結ここに極まれり、救いようのない空虚感がいい。

  • 置いていかれる者の哀しさ

  • たまには、こういう絵本も悪くない。
    こわかった。
    声だして、朗読してみた。
    こわかった。

    恐怖でも不安でもなく
    僕が僕のままの形を保ったまま
    押し擂り潰されるような。
    意思のないぼくの意思が
    歩みを進める。
    振れ幅が戻り
    そこで世界は無を迎える。

  • 夏目漱石の夢十夜とかフリーゲームのゆめにっきを思い出す。
    チューリップの球根を作るお兄さんが好きです。星の王子様にでてきそうなぎりぎりファンシー。

  • 散文のような。

  • タイトルに惹かれて手に取った
    14歳で死のうと決めた少年が、そのとおりに14歳で自殺して死後の世界をさまよう話
    死後の世界を描いた作品は数多くあるだろうが、これほどオリジナリティのある世界観は中々ないだろう
    多くの死後の世界を描いた作品は、なにかしらの宗教に影響を受けていたり
    道徳的であったり、希望をもたせようとするものだが
    この作品はほとんど宗教的なものを感じさせず
    どこまでも淡々と寒々とした死後の世界を描いており
    作中の言葉を借りれば“後悔とも悲しみとも恐怖ともつかぬ感覚”である
    決して明るくない、かといって暗くもない
    あぁ、そんなもんかと思うような独自の感覚に浸れる絵本である

  • 文章と画が奇妙なバランスを保った一冊。

  • 最後の灰色の頁で無に還れたと受け止めていいのかな…。あぁ…となる読後感でした。

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