夜の子どもたち

著者 :
制作 : 小林 敏也 
  • パロル舎
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本棚登録 : 80
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894191365

感想・レビュー・書評

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  • カウンセラーを目指す大学生森山正夫は、派遣された地方都市、八塚市で5人の子どもたちのカウンセリングを始める。バラバラにやってきた5人はみんな、突然学校へ行かなくなった子どもたちだった。その理由を聞いた正夫は子どもたちとともに八塚の夜の謎に立ち向かう。

  • 桂サン!やっぱこれだった。
    表紙の絵が違う気がしたけど、1985年刊行の本を1996年に加筆修正したんだって。
    中学生くらいで、これを読んでスクールカウンセラーになりたいって思ったんだよね。
    子どもの夢に、いちいちマジで反応しなくていいのに、母が「重い仕事だよ~」と、父は「食ってけないゾ」と、両親揃って反対されたのが凄く心に残ってる。
    ジャンルはYAかもしれないけど、今読んでも充分楽しめました。コンピュータでの検索シーンは現代人が読むと「???」だけど、政策云々の話は全然リアルだ。

  • 作者は小学生のころ、私の人生で初めて好きな作家と認識した人です。
    10年以上経て、当時図書館においておらず、大人になって買おうとしたら絶版で入手困難だったこの本を、奇跡的に古本屋で見つけて、友達に引かれるくらいの大興奮で買って帰りました。

    一応「小学校高学年から」とは書いてあるものの、主人公は大学生だし、文字も細かく、内容も書きこまれていて読んでいてほとんど児童書だとは感じませんでした。
    主人公にはあまり好感は持てませんでしたが、ストーリーはとてもよかった。
    テーマが夜であり、子どもたちの不安と夜の恐ろしさを一緒に感じながら、ドキドキしながら読みました。
    後半の挿絵には背筋が凍る思いをし、これを小学生のころに読んでいたらトラウマになったのではないかと思うほど、衝撃を受けました。
    普段は全てが解明されてすっきりするミステリーが好きだけど、この本は自分で未来を想像する余韻が残されているところが魅力になっていると思います。

  • 小学校の頃に読んで忘れられなかった本。絶版だったので中古を探して再読したら、結末が変わっていた。版が違うんだろうな。面白かったけど、結末は以前のほうが良かったような気が…。

  • ちょっとゾクゾクする。。。特に夜に読むと怖い^^;
    何気に、放射能問題とか国民性とか、、、
    今の日本に通じるものがある気がしてならない。。。
    この本ではちゃんと首相が宣言して「悪の帝王」ぶりを発揮しているけれど
    今の日本は 嘘で塗り固められた仮面の下に「悪」を隠して
    平和を振りかざしているところが、タチ悪い。。。
    と考えてしまうのは、やっぱり、、、仕方ないのかな。。。

  • 小学生の頃に読んで好きだったことを覚えていたが内容はあまり覚えてなく…

    久々に読んだが…今でも難しい!
    でもおもしろくて一気に読めました。
    また少しおいてから自分がもっと大人になったら、また違った解釈ができると思いました。

  • ちょっと恐くて夜の闇の深さに触れた気がする。

  • 思っていたよりも難しい内容だった。それに、完全なハッピーエンドというわけではなかったので、心に少し重いものが残った。あと、挿絵が少し怖かった。

  • 小林敏也さんの挿画が印象的な1冊。

    舞台は八塚市という国の政策モデル都市とされている小さな街。
    ここにやってきた若きカウンセラー・正夫の仕事は、「非行ゼロ」を掲げる街で突如登校拒否に陥った5人の子どもを助けることでした。
    同じく優秀な心理学者のルミとともに、子どもたちに面会した正夫ですが、カウンセリングを進めるうちに明らかになったのは、八塚市の「異常」さでした…

    古代からの伝承が呼び起こす畏れと、現代の政治的利益を孕んだ開発が交錯する11日間の正夫と子どもたちの冒険譚です。
    大きな闇に立ち向かっていく子どもたちの姿に夢中になって読みました。

    強いて言えば、パソコンで情報収集するシーンの現実味が薄いのが残念…とは言っても、1985年刊行の本を1996年に加筆修正して刊行した本なので、現代との違和感はしかたないですよね。

  • 絵が怖さに拍車をかけるんです。。怖かった。
    児童書というくくりでいいのか?と思っちゃいます。

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著者プロフィール

児童文学者。著書に『ふるさとは、夏』(福音館文庫、産経児童出版文化賞)、『真実の種、うその種』(小峰書店、日本児童文芸家協会賞)、『西遊記』(学研)等多数。日本ペンクラブ会員、日本児童文芸家協会会員。

「2017年 『坊っちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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